各論目次

  第1節 偽証の罪(169条-171条)

内 容

 「偽証の罪」は,①法律により宣誓した証人が虚偽の陳述をすること(偽証罪,169条()),および,②法律により宣誓した鑑定人・通訳人・翻訳人が虚偽の鑑定・通訳・翻訳をすること(虚偽鑑定等罪,171条())を内容とする犯罪です。

保護法益

 偽証の罪の保護法益は,国家の審判作用(裁判・懲戒処分)の適正な運用です。

 本罪は,偽造罪に似ている面もあり,これに続いて規定されているのですが,その本質は,あくまでも国家の審判作用の適正な運用(国家的法益)を危険にする点にあります。

 

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