各論目次

  第4節 往来を妨害する罪(124条~129条)

総 説

 「往来を妨害する罪」は,道路・鉄道・船舶の「交通の安全」を保護法益とするものです。

 交通が妨害されるときには,公衆(不特定または多数の人)の生命・身体・財産が危険にさらされることになるから,本罪も公共危険犯です。

類 型

 往来を妨害する罪として,以下のものが規定されています。

   ※ 条文がかなりややこしいので,とくに短答対策として,しっかり読み込んでおく必要があります。

  ① 往来妨害罪(124条1項)・同致死傷罪(同条2項) 

  ② 往来危険罪(125条) 

  ③ 汽車転覆等罪(126条1項・2項)・同致死罪(同条3項) 

  ④ 往来危険による汽車転覆等罪(127条) 

  ⑤ 往来妨害未遂罪・往来危険未遂罪・汽車転覆等未遂罪(128条) 

  ⑥ 過失往来危険等罪(129条) 

    <基本犯>               <加重結果>

   往来妨害 (§124Ⅰ)      →    死傷(同Ⅱ)

   往来危険(§125)        →    汽車転覆等(§127)

   汽車転覆等(§126ⅠⅡ)   →    死亡(同Ⅲ)

     ↓

   (基本犯の)未遂処罰(§128)

 

                                                                往来妨害罪・同致死傷罪