107.gif109.gif108.gif2008年小中学生団体戦レポート第二弾!107.gif109.gif108.gif

K小の将棋少年たち

     2008年6月 レポーター 同小教員 Ndansei.gif

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dansei.gifK小の将棋少年たちは、6月1日(日)松本市の田川公民館で行われた第4回文部科学大臣杯小中学生団体戦長野県大会において、第3位になりました。関係者に感謝の気持ちを込めながら彼らのこれまでを紹介します。

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bird-fly1r.gif1 将棋との出会いousyou.gif

 今から2年前の小学4年生。

 K小は、学年2クラス。1組のN先生は将棋は強くありませんが、子どもたちに将棋で遊んでほしいと、となりの学習室に5組ほどの将棋盤と駒を用意しました。

 子どもたちの間ではたちまち将棋が大流行し、将棋を指さない男子はいない、とさえ思えるほどでした。しかし月日が流れ、子どもたちの「強い」「弱い」がはっきりして来るにつれ熱はだんだん冷めていきました。

 N先生の今までの経験上からも、将棋が好きで将棋をながく続ける子はクラスに1人か2人というのが普通です。ところが、この学年は、いつまでも指す子が5人も6人もいやもっといるのです。そしてN先生をまかすほどの「強い」子が何人もいる。また、新聞の将棋欄に目を通したり、将棋の本を買って読む子もいました。こういうことはめったにないので驚きでした。

bird-fly4r.gif2 第3回文部科学大臣杯小中学生団体戦長野県大会北信予選への参加ousyou.gif

 将棋と出会って約1年後の2007年4月、N先生に、教頭から将棋大会案内のハガキが渡されました。

「おう、おもしろそう。彼らなら出てもおもしろいかも…。」子どもたちにさっそく紹介し、出場を決めました。

3クラス、4名の子に声をかけ、校内予選会をして4年生1名、5年生2名を選手として決定し、残った5年生1名は応援に回り、大会に参加しました。この様子は「長野県将棋情報サイト」の「平成19年度小中学校団体戦レポート(北信)」をごらんください。

もちろん初めての参加でしたが、4勝1敗の2位となりました。ここで得たのが、2位という「自信」と、もう少しで県大会だったのにという「悔しさ」で、「来年こそは県大会に行こう」が彼らの合い言葉になりました。

長野県将棋情報サイト「平成19年度小中学生団体戦レポート(北信)はこちらからどうぞ

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bird-fly3r.gif3 東急将棋まつりへの参加ousyou.gif

 8月に、長野東急で恒例の将棋まつりがありました。羽生さんはじめトッププロが長野にきます。

 また、小学生の将棋大会もあわせて開催されます。将棋の好きな4,5年生の子8名を引率して参加しました。大会参加は団体戦に続きこれが2回目です。「北信大会2位」の力がどこまで通用するか不安でした。

 その不安は的中し、予選突破できたのは1名のみでした。団体戦には出場できなくても、個人で将棋を学んでいる子はたくさんいました。しかし、羽生さんと記念写真が撮れたり、県内外の強敵と対戦できたのは大きな経験だったのではないかと思います。

 そして大きな収穫だったのは、長野に向かう電車の中で、同じボックスに座っていたテツ君とその母様と出会えたこと。テツ君は詰め将棋で本番に向けトレーニング中でした。お母様は、私にいろんなことを教えてくださいました。その後、さまざまな情報やアドバイスをいただくきっかけとなりました。

ながの東急将棋まつりの様子はこちらからどうぞ

bird-fly1r.gif4 埴生将棋クラブへの入会ousyou.gif

 その年(2007年)の秋、本校メンバーの1人M君が、別のメンバーNが1年ほど前まで通っていた埴生将棋クラブに通い始めます。

 このクラブは、地元のJ君のお母様が、将棋を習いたいという自分の子の願いを叶えたいとがんばったのがきっかけで、2年ほど前に立ち上がったクラブです。指導者は3名。毎週土曜日の午後開催されます。

 その後M君に続き大勢の子が通うようになり、現在、本校の児童が7名、地元H小の子が3名、H中の子が2名ほど通っています。指導の先生方は厳しさの中にやさしさがあり、お菓子はいつも自前で用意してくださいます。パソコンの将棋ソフト相手に対局する子どもにアドバイスをしたり、直接対局をしてくれます。またご自分の所有する将棋の雑誌や本なども子どもたちにくださいます。

 ここで子どもたちは将棋を本格的に勉強し少しずつ力をつけて来ています。お母さんたちも、順番で送り迎えをするなどチームワーク抜群です。

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bird-fly4r.gif5 念願かなうousyou.gif

 「来年こそは県大会に行こう」を合言葉に将棋に取り組んできた子どもたち。今年5月、ついにその北信大会がありました。その様子は、おなじく「長野県将棋情報サイト」の「小中学校団体戦北信地区レポート」をごらんください。昨年負けたH小さんに今年は勝たせていただき、念願の県大会出場を果たしました。H小さんとは、試合の合間もいろんなお話をさせていただきよい交流になりました。

長野県将棋情報サイト「平成20年度小中学生団体戦レポート(北信)はこちらからどうぞ。arpususyoujo.gif

 1週間後に県大会がありました。ひょっとしたら全国大会も、と夢をでっかく持って臨みましたが、僅差の3位でした。その様子は、「丸山将棋軍団(MSG)総本部」のページをごらんください。あとわずかなところで全国大会、というところまで来ることができ、大きな満足感と、やはり、もうちょっとで全国大会だったのにという大きなくやしさが残りました。1年前の北信大会で敗れたときとまったく同じ思いです。でもこの経験が、彼らをもっともっと強くしていくことを願ってやみません。

 1年間やってきた目標が終わり、新たな目標をつくってまたがんばってほしいと思います。

「丸山将棋軍団(MSG)総本部」こちらからどうぞ。msg-odoroku.gif

(MSG総統さまの戦況報告はこのページの巻末に掲載させていただきました。)

代表権を獲得した永明小さんは、6年生1名と4年生2名という若いチーム。将棋教室に通う子は1人もなくみんな友だちどうし楽しみながらここまで来たチームと聞き、たいへんびっくりしています。彼らの東日本大会での活躍を心より願っています。

bird-fly3r.gif6 終わりにousyou.gif

 教育現場に身を置くものとして思うことがいくつかあります。

 学校は今たいへん忙しいです。昔は考えられなかったような仕事がどんどん生まれ(持ち込まれ)、外部からもいろんな大会や催し物への参加依頼が山のように来ます。ゆとりがないのです。

ですから、「将棋大会参加案内」がきても、なかなか前向きに検討できないのが現状で、教員の間に回覧されるのはまれで、一目見て「没」という憂き目にあうのが普通です。子どもたちの習い事もスポーツ系が大半で、囲碁だ将棋だなどという話はめったに聞きません。「伝統文化の復活」が叫ばれても、予算がつかなければかけ声だおれです。

 日本中のすべての学校のすべての教室に将棋盤と駒が一組あるだけでどれだけ将棋が普及するでしょう。100円ショップなら210円でそろいます(もちろん厚手のプラスチック駒で合わせて2000円ぐらいはするものがほしいけど)。テレビゲームもいいけど、ちょっとのお金ですばらしい将棋の世界に入り込めるのに、と思います。

 そんな中で将棋普及のために、ホームページを立ち上げてくださるテツ母様やすらりん母様、将棋大会の案内を学校に発信してくださったり、大会運営に関わってくださっている関係者の方々のご努力には本当に頭が下がります。ありがとうございます。

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「丸山将棋軍団」msg-odoroku.gifMSG総統さまによる戦況報告

107.gif・小学生の部

 茅野市の永明(寺沢稜、下原直人、藤木諒)が、混戦を鼻一つの差で逆転優勝を飾った。下原君が6年生、あとの2人が4年生というトリオで臨んだ永明は初戦こそ上山田戦こそ1−2で落としたものの、次の開智に2−1で競り勝ち、最後の御代田南戦では今大会唯一のストレート勝ちを納めて2勝1敗として上山田、開智と並んだが、選手の勝ち星の合計で僅か1つ上回った永明が優勝を勝ち取った。3人共に2勝1敗。仲間同士が助け合っての見事な優勝であった。南信勢の優勝は、昨年の伊那小に続いて2年連続。

 開智(宮下輝一、山本渚生、松尾修佑)は首位に並んだものの勝ち星で及ばず(永明が6勝、開智と上山田が共に5勝)山本君が副将で全勝したものの、あと一歩及ばず。上山田に勝った関係で、中信勢としては2年連続の準優勝となった。

 上山田は2連勝と星を重ねたが最終戦の開智戦での大将対決での逆転負けによって目前の優勝を、土壇場で取り逃がした。

 御代田南は、開智戦の副将対決では敗れたものの途中までは必勝型にするなど、洗練されたチームであったが善戦及ばず。

108.gif・中学生の部

 伊那(白井貴浩、弓田潤、原悠一郎)がパーフェクト優勝。事実上の決勝戦と思われたVS木祖戦では3人の持ち味が存分に発揮された。原君は相矢倉戦で元気な指し回しで押しまくる。銀香損のハンデにも怯まず、相手の守りの乱れにも乗じて一気に相手陣を攻略した。弓田君は軽快な裁きで中学生王者の地力を見せつけ、白井君も相手エースの振飛車を撃破。終盤の6枚穴熊は圧巻だった

 続くVS佐久長聖戦も3−0で完勝。昨年よりパワーアップした伊那中三棋士の全国大会での活躍に期待したい。

 準優勝の木祖(小林秀平、宮川弦士、篠原優斗)の準優勝も大賞賛に値する。前回代表の佐久長聖までも3−0。これで予選を含めれば5戦連続のストレート勝ちである。地域的にも人材的にも、ハンデの大きい状況にも関わらず前回優勝校及び準優勝校(しかも準優勝校は、その時のメンバーを2人残していた)のみならず市内の道場で鍛えた選手を揃えたチームを次々と倒していったのは見事の一語に尽きる。全国大会まで、あと1つという所で消えるには惜しいチームであった。なお中信勢は2年連続で小中学生アベック準優勝となった。連覇を目指した佐久長聖はエース格の欠場も響いて3位に甘んじた。

108.gifMSG掲示板からもうひとつのお話107.gif

やっぱり天晴れ!木祖中 投稿者:片丘小 山下  投稿日: 6月 2日(月)21時41分39秒

 偉大なる総統閣下に敬礼!

 昨晩総統閣下からわざわざ大会速報のお電話と表彰式の写メールならびに横山プロのメッセージをいただきました。閣下の豊かなお人柄に感激です。

 そして大会は閣下の熱血応援のお陰で、木祖中チームは前年度優勝チーム佐久長聖を撃破しての準優勝とお聞きしました。大きな拍手を送ります。惜しくも県制覇はなりませんでしたが、レベルの高い大会での活躍は見事です。ちょっと気が早いですが、来年は高校棋界でのさらなるご活躍を期待しています。

 それにしても、彼らが小学校5年生の時の国語の単元「お願いの手紙お礼の手紙」で「石川先生、勝又先生に会いたい。将棋を教えてほしい」と手紙を書いたことから出発した木祖村での実践でした。プロ棋士に憧れ、将棋を好きになり、棋士やMSGの皆様に大事にされて、県準優勝できるほどの棋力を身につけるほどまでなったこと、素晴らしいことですね。

 昨晩、閣下からお電話の後、保護者の方からもお電話をいただきました。

「子どもが賞状を持って帰ってきて、びっくりしました。先生に誘ってもらってよかった。将棋を教えてもらって本当によかった。プロの先生や皆さんに大事にされて幸せです」と、保護者の方まで喜んでおられました。子ども達が将棋を通して学んだ智、人と交じって得た智の大きさを改めました。

 関係各位に深甚なる感謝を申し上げます。

108.gif木祖小学校のこどもたちとプロ棋士の交流、窪田空穂将棋教室開催までの経緯と活動の広がりについて(「松本教育」第38号(H16.3発行)はこちらから

108.gifご感想はこちらにお願いします。将棋掲示板

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