
K小に勝又プロがやってきた 2008年6月30日 レポーター 同小教員 N 第4回文部科学大臣杯小中学生将棋団体戦で、本校チームが県で3位入賞したことなどがきっかけで、将棋のプロ棋士、勝又清和六段が本校を訪れ、子どもたちに将棋の話や指導対局をしてくださいました。そこに至るまでの経緯や当日の様子を報告します。 |
|
・その様子が、テツ母様運営の「長野県将情報サイト」の「小中学生団体戦 K小の将棋少年たち」に紹介される ・テツ母様から勝又さんに「上山田のこども達にエールを送ってください」の依頼が。 ・6月16日(月)勝又さんより学校の子どもたちにプレゼントが届く。すごい。私も、子どもたち大感激。さっそくお礼のメール。 ・ 6月18日(水)勝又さんよりメールが届く。「機会があれば、学校にうかがいたい」とのこと。え、まさか?でも、可能なら、と条件を伝える。 ・6月25日(水)勝又プロより、「6,7月の月曜日は6月30日しか空いていない。可能ならいきますが、さすがに性急すぎますか?」いえいえ、来ていただけるようがんばってみましょう。 ・6月26日(木)・27日(金)で、学校長、3年生以上の全8クラスの担任と相談し、みんなで話を聞いてみよう、ということになり、受け入れを決定。 |
|
|
|
具体的な期日が決まってから、土日をはさんで5日間で実現した夢のような電撃訪問。本校にも将棋クラブがあります。しかし、長野県内はどの学校でも同じように、年間に10回ほどの活動時間しかなく、人数も8名のみ。この子たちのためだけにわざわざ東京からお呼びするのはあまりにももったいない、とのことで、3年生以上の全8クラス200名で将棋の話を聞くことになりました。学校長の発案で、急ではあるが可能な保護者にもぜひ一緒に聞いてもらおうと、全保護者にも案内を出しました。 6月30日(月) 【第1部】14:00〜14:55 将棋の話(3年生以上)〜体育館※ 将棋界の話・将棋の歴史・あいさつの大切さ・脳の話 等 【第2部】15:15〜16:00 将棋クラブ児童への指導対局〜会議室 【第3部】16:00〜18:00 引き続き、希望する児童(保護者が迎えに来られること)・保護者との懇談・指導〜会議室 |
|
|
|
3年生以上の子どもたちは体育館に集まり、将棋はなぜ五角形なのか、という話から、世界の将棋、将棋の歴史、脳の話、あいさつの大切さなどを熱っぽく語っていただきました。将棋は、礼に始まり礼に終わる日本の伝統文化のひとつで、あいさつがとても大切だという話や、脳は体重の2%の重さなのに、20%のエネルギを消費するので朝食をしっかり食べることは特に大切でや睡眠の大切さも話されました。また、子どもたちに、将棋に親しんでほしい、と日本将棋連盟より3種類のパンフレットを用意してくださいました。
「レッツ将棋」「SHOちゃんの大冒険」「駒あそび」のいずれもすばらしいパンフです。最後に、全員の前で本校一の腕前の児童と模範対局をしてくださいました。全員がしーんと息をのんで見守る中、駒の音だけが体育館に響いたのが印象的でした。これほど多くの子どもたちの前で話をするのは初めて、と勝又さんは前夜ほとんど寝ずに準備をしてくださったとのこと。ありがたいことです。 引き続いて、将棋クラブの児童8名に、将棋のミニ講座を開いていただいた後、指導対局をしていただきました。プロ棋士は、自分の駒より、相手の駒を先に見る。一番気を付けるのは相手の飛車と角がどこにあるかを確認することだといわれました。 最後に、将棋クラブ以外の子どもたちも含めたサイン会と指導対局。これには、となりの小学校の強豪少年も含め25人ほどの児童が参加しました。順番待ちの子どもたちには、遠くから来てくださった、川口さん・松本さん・山下先生も応援で指導対局してくれました。(上記写真参照)これもたいへんありがたかったです。将棋は初めて、という女子児童には、学校長が付きっきりで指導してくれるという場面もありました。予定を1時間も超過し、終了したのは午後7時でした。2時からぶっ続けで5時間も勝又さんを拘束しましたが、その間まったく疲れもみせずに相手をしてくださった勝又さんにプロ魂を見ました。 子ども一人ひとりのレベルに応じてスッキリ分かる熱心なご指導で、子どもと共に私たち教師もその熱心なご指導ぶりにいたく感激いたしました。8面指しで、途中途中と最後に指導をしてくれましたが、特に終了後は一人ひとりのポイントとなる場面を、パラパラと一瞬にしてその局面を再現し、「ここで君はこう指したけど、こうすればこんなにうまく行くよ」とそれはそれは見事なご指導でした。ただただ感心するばかりでした。さすがに将棋のプロだと思いました。 |
|
|
|
|
|
(塩尻支部 北部遠征師団長・・松本 村井教室講師) K小は活気に溢れていました。 講演の時からその様子に感心しましたが、その後の指導対局には更に驚かされました。 クラブの子供達みんなが矢倉か美濃に囲い、飛車先の突破を狙って的確に指して来るのです。それは今までの小学校では見られない展開でした。 大抵、上手く囲える子は学校に一人か二人しかいないのが常だったからです 勝又先生もしきりに感心されていました。 また、クラブに入っていない子供達も、詰め将棋を一生懸命解こうとしたり、回り将棋で盛り上がったりと、将棋を存分に楽しんでいる姿が印象的でした。 担当の先生の情熱と学校の体制、そして子供達のやる気の三つが合わさった時、こんなにも凄いパワーになるのかと感動しました。 今回、勝又先生は直感で指導にやってきたと仰せでしたが、流石としか言いようがありません(「これが対局に活かせれば」と嘆いておいででしたが(笑)) それより、直感だけでわざわざ長野まで飛んできて頂ける勝又先生には、本当に頭が下がります。 担当の先生を始め上山田小の情熱が引き寄せた直感だったのでしょうか。 今回も勉強になりました。ありがとうございました。 |
|
|
勝又先生は7月2日に宮城県の小学校をご訪問されています。その様子はこちらから 7月8日には第79期棋聖戦五番勝負第4局(於・松山)の副立会人をされています。その様子はこちらから |