NPO法人環境研究所豊明 最終更新日 2012年5月2日





活動実績報告書

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▲二村山緑地里山保全活動の実績報告書
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保全整備の基本的な考え方
活動実績報告書

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二村山環境保全推進協議会の設立趣旨
活動の目的  活動方針

▲二村山の自然や歴史文化を保全、育成することを目的に5つの方針を掲げています

二村山は多くの植物が生育しています。植生遷移(常緑広葉樹林化)が進行するのを抑え、生物多様性に富む雑木林を再生・存続させるためには適切な保全整備が必要です。保全整備の手法としては、消失してしまった植物を植えて再現するのではなく、常緑広葉樹の選択的除伐、落葉かきなどの林床管理、竹の適正管理など、雑木林が再生しやすい環境づくりをすすめることによりかつての植生の復活を待つ方法を基本とします。

よみがえれ!二村山
〜生物多様性をめざし 二村山で雑木林の世話をしてみませんか〜

 二村山は古来鎌倉街道として往来が盛んであった頃から古歌に詠まれた歴史の地であるとともの、市内に残された数少ない自然の緑地でもあります。しかしながら燃料革命や化学肥料の普及が始まった1960年代以降、竹林や雑木林が放置され、雑木林に竹が侵入するとともに、常緑樹林化が進んで暗い林が増加するなど、季節感豊かな里山の景観は衰弱が著しく、早急な手入れが必要な状態になっています。
 そこで、「豊明市民遺産」とも言うべき二村山の自然環境を、市と市民が協働で保全整備し、広く市民が憩利活用できる場所としてゆくために、二村山環境保全推進協議会を設立し雑木林の保全・整備に取り組んでいます。
里山整備や生物多様性に関心のある皆さん、ぜひご参加ください。

こんな活動をしています!
混み合って中に入るのも大変な竹やぶを、傘をさして歩けるような健全で美しい竹林に
地面に陽が差し込む明るい林にするため、ヒサカキ・カクレミノなどの常緑樹を間引く作業を実施中
地面に落ち葉が厚く堆積し、草花の発芽を妨げるので、定期的な落葉かきが必要
雑木林に侵入した竹は他の樹木を圧倒し、枯らしてしまうので、継続的な伐採を実施
明るくなった林には、フモトスミレが群生するようになりました。4月はじめが見ごろ
雑木林の人気者「カブトムシ」のために、落ち葉でビートルベッド(幼虫の棲家)を作りたい
毎年、ヒキガエルが産卵する水辺を、もっと生きものが棲みやすい場所にしたい

行政と協働で二村山緑地と持続的に係わり、主体的に役割を果たし
保全活動を推進していきます


二村山環境保全推進協議会 規約

会員募集中!年会費1,000円




  

樹木の名札を設置しています      二村山駐車場に看板を立てました   
 

 ◆二村山だより
機関紙“はちどり”(環境研究所豊明年4回発行)に連載中


 23年度活動報告  ◆24年度活動計画
成23年度は、「あいち森と緑づくり環境活動・環境学習推進事業」と、
豊明市「市民提案型まちづくり事業」 (親子巣箱づくり)が選定され、交付金をいただきました。

24年度 年間スケジュール表 (すべて日曜日)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
里山整備 15日 6,20日 3,17日 15日 休み 16日 21日 4,18日 2,16日 6,20日 3,17日 3,17日
自然観察会 22日 
夏鳥飛来
27日 
ネジキ咲く
24日
梅雨
22日
猛暑
26日
残暑
  
23日
夏鳥渡去
8日
キノコ観察会28日
25日
黄葉
冬鳥飛来
23日
冬景色
27日
厳冬の
二村山
24日
ミヤコヤナギ
咲く
24日
マキノスミレ咲きはじめ
里山整備 作業時間:4・5・10〜3月は午前9時〜12時 6〜9月は午前8時〜11時
集合場所:県道沿い二村山駐車場
作業内容:常緑樹の間引き、竹やぶの整備、草刈り、落葉かき、小湿地維持作業
作業効果の観察、照度・植生調査、巣箱の利用状況調査、製作・設置、清掃など。

自然観察会  観察時間:午前8時〜12時(午前中)
集合場所:勅使墓園駐車場


平成24年4月29日、二村山環境保全推進協議会が
「愛知県都市緑化功労者表彰」を受賞しました。



平成20年度モリコロ基金の助成金を受け、二村山の生き物の写真満載の
活動案内リーフレットが完成しました。(環境研究所豊明の事務所にあります)
平成18年7月 愛知県から「自然環境保全モデル事業」に選定されました。





◆二村山自然観察会
日時:4月8日(日)9:00〜
集合場所:勅使墓園駐車場

 ◆二村山保全活動
雑木林保全のため、侵入した竹の伐採や放置されて荒廃した
雑木林の整備を実施します。
整備活動に関心のある方、気軽に参加してください。
豊明市の広報で毎月ご案内しています。


 ◆24年度活動日
毎月第1、第3日曜日 9:00〜12:00
集合場所:県道沿い二村山駐車場
持ち物:帽子、軍手、あればノコギリ、カマ、剪定バサミなど
参加費:無料(傷害保険料は豊明市市民活動総合保険の適用を受けるので保険料は不要です)

 ◆自然観察会
二村山の自然や野鳥の観察会を定期的に実施しています。
野鳥や植物とのドキドキする出会いを!
毎月第4日曜日 8:00〜12:00
集合場所:勅使墓園駐車場
持物:あれば双眼鏡、図鑑など



お問合せ:環境研究所豊明 0562-93-3044
(月曜日から金曜日 10:00〜16:00)



二村山緑地里山保全活動
活動実績報告書

県のモデル事業、自然環境保全活動の記録をまとめた報告書です。


二村山の植生地図(地図をクリックして!)





二村山自然観察会で色鮮やかなキノコを見つけました。
ベニイグチ ハナガサイグチ


先人が詠み、描いた二村山の季節感

二村山の美しさを詠んだ和歌を二首紹介します。

唐国のにしきなりとてもくらべ見む 二村山の錦には似じ

(増基法師)

これは11世紀の遠江日記に「つつじのはるばると咲きて侍るに」として春の
二村山を詠んだ歌で、おそらくコバノミツバツツジなど紅紫色の野生ツツジが
美しく咲き、落葉広葉樹の芽吹きの淡い緑、マツの濃い緑、そして前年に枯れた
ススキなどの葉の淡茶色が“錦”を織りなしたような景観を詠んだものでしょう。


一方秋の二村山を詠んだ歌としては、12世紀の詞花和歌集に次の歌があります。

いくえとも見えぬもみぢの錦かな たれ二村の山といひけん

(橘能元)

ここで「もみぢ」とは現在のカエデの別名ではなく紅葉した葉をさし、コナラ、
アベマキ、アオハダ、タカノツメ、ヤマハゼなどの紅葉とマツの濃い緑が
“錦”のように美しい様子を詠んだものと思われます。

この二首から11〜12世紀の二村山が潜在植生の常緑広葉樹林ではなく、
すでに人が関与する里山の雑木林となっていたこと、春と秋には
それぞれ美しい“錦”の景観を持っていたことがわかります。