NPO法人環境研究所豊明 最終更新日 2018年1月5日






二村山だより
12~36

二村山環境保全推進協議会   副会長  浅野守彦
二村山だより 45   アサギマダラとフジバカマを秋の二村山の風物詩に 2018.1     
 

1024日の昼すぎ、二村山散策中の会員から携帯にメールが来ました。「アサギマダラが乱舞です。3050匹?、数えきれない。」とかなり興奮のご様子でした。アサギマダラは蝶の一種で、秋に海を越えて南国へ旅をする蝶として有名です。姿は薄い地色に黒と茶色の線がある上品な色彩で、名前の「浅黄」とは地色である薄い藍色の古い呼び方です。大きさはアゲハチョウよりちょっと大きめでしょうか。この蝶がふわふわと飛ぶさまは実に優雅です。

通常アサギマダラは単独で見かけるのが普通ですが、これだけ多くの数を呼ぶにはそれなりの努力が必要です。アサギマダラはフジバカマ(キク科)の花を非常に好むことから旅立つアサギマダラの羽を休める場所として各地で市民活動により植栽が進められています。二村山でも残土で盛り土がされた裸地に数年前から植え始め毎年株分けを行って少しずつ広げてきました。その成果が冒頭のメールです。

私たちの夢は広がります。現在のフジバカマ植栽地はまだ裸地の3分の1ほど。この裸地いっぱいにフジバカマを植えて、秋にはその花とアサギマダラが舞う姿を求めてたくさんの市民が訪れる場所にしたい……。といっても作業はなかなか大変です。ブルドーザで踏み固めた場所なので土は固く、しかも石混じりなのでおこすのが一苦労。さらにははびこっているイタドリの根を何とかしなければならないし、山の斜面を削った土なので養分がない、……。

情報発信の夢もあります。お隣の東郷町での同様な活動が「旅する蝶 愛知池で羽休めて」との見出しで新聞紙上に掲載されると、さっそく敵情(?)視察した会員は「愛知池のものと比べても遜色はないので、来年はぜひ二村山を記事にしてもらおう」と鼻息が荒くなります。「どうしたら載せてもらえるかなあ」「PR看板の位置が良くない。花壇の前でなく、道を通る人に見える位置にしなければ」などと話題は尽きません。

アサギマダラとフジバカマを秋の二村山の風物詩にして、「10月だからちょっと二村山のフジバカマでも見に行こうかな。きれいな蝶も飛んでるし」と市民の皆さんに思ってもらえるように、この冬も作業をしていきたいと思います。

フジバカマを訪れたアサギマダラ

  二村山だより 44   今年も二村山で切った竹に七夕かざり     2017.9..
 ~双峰小学校の七夕に協力~

「今年はどうするんだろうなあ」七夕が近づいた6月末、当協議会の幹事Mさんは昨年のことを思い出してちょっと心配顔です。

昨年二村山すぐ下の双峰小学校から「七夕用に竹をいただけないか」とのご依頼が協議会にあり、会員3人が二村山で七夕飾りに手頃な竹を切ってお届けしました。小学校では子どもたちがこの竹を使って七夕飾りを作りました。先生から大変好評だったとのお話を伺っていたこともあって、「今年はどうするんだろうなあ」との疑問が頭に浮かんだのも自然な成り行きです。

と思っていた矢先、今年も双峰小学校から竹ご希望の連絡がありました。さっそく昨年と同じ会員3人で竹を切ってお届けしました。後に小学校からいただいた七夕飾りの写真を見ると、竹には願い事を書いた色とりどりの短冊などが美しく飾られています。拡大すると短冊には「〇〇〇がじょうずになれますように」とのお願いが読み取れ、子どもたちの楽しくも真剣な取り組みが目に見えるようです。1年生は体育館で七夕飾りをステージに飾ってみんなで歌う七夕まつりも行ったそうです。また、今年は何十年ぶりかで開花したハチクの花もお持ちしたところ関心を持って見ていただけたとのことでした。

1回の行事ではありますが、近隣の小学校に二村山の竹をお持ちすることで少しでも二村山に関心を持っていただけたらとの気持ちで今後も竹の提供を続けていきたいと思います。

ところでこの拙文を書くにあたり七夕のことをちょっと調べてみました。彦星と織姫の物語は中国からの伝来ですが、願い事を書いた短冊を竹に付けて飾る習慣は江戸時代に始まった日本独特のものだそうです。なぜ竹に?との疑問には、竹は真っ直ぐ育つ生命力から神聖な力が宿ると信じられており、あらゆる神事に使われていたこと、幹の空洞には神が宿ると言われ神聖視されていたことがその理由との説明がありました。

おそらく当時生業・生活の場であった竹林はよく手入れがなされ美しい光景だったのでしょう。一方活用されなくなった現在は多くが荒廃した竹やぶとなり、ここから竹を取って飾りをつけるとの発想は生まれてこないに違いありません。美しい七夕飾りと荒廃した竹やぶ、この妙な組み合わせに複雑な想いがするのは私だけでしょうか。

体育館のステージに飾られた七夕かざり(双峰小学校)
 
 二村山だより 43   シジュウカラは古い巣箱がお好き    2017.5.27
 巣箱をかけ始めて6年

二村山環境保全推進協議会が二村山に巣箱を初めてかけたのは平成23年、市の市民提案型まちづくり事業に採択していただき614名の親子と協議会会員で巣箱を作り二村山の各所に計30個の巣箱をかけました。二村山で巣を作りひなを育てている野鳥は13種類ほどでそのうち巣箱を利用するのはシジュウカラとヤマガラの2種類です。自然の中でこの2種類の鳥が巣を作るのは樹洞(じゅどう)つまり大きな古い木の幹にできた洞(うろ)なのですが、巣箱かけはこの洞に似た場所をシジュウカラなどに提供し繁殖を応援する活動です。

利用された巣箱の数はかけた翌年の24年には1個、25年は2個、2627年は各4個、そして28年には5個と年数がたつほど利用された巣箱の数が増えていきました。この間かけ替えは行っていませんので、「巣箱は古くなるほどよく利用される」ということになります。なお、28年の巣箱総数は20個でしたから利用率は25%で、24年の30個に対して1(利用率3)に比べて大幅に向上しています。

とは言うものの私たちの家と同じで巣箱も古くなるとあちこちに傷みがでてきます。板が腐ってきたり、割れてしまったり、中には木にしばっているしゅろ縄が切れて落ちてしまうものもあります。巣箱はかけるだけでは単なる一過性のイベントで終わってしまいます。肝心なのはその後の管理と調査―管理は小鳥の子育ての時期(春~初夏)を避けて冬に行います。はしごを使って巣箱を点検し、まだ使えるか、木にしばっている縄はまだ大丈夫か、などを調べ必要な修理を行い使えないものは撤去します。またこの時巣箱の中の掃除もするのですが、苔などがたくさん入っていれば小鳥に利用された証拠で、時には無精卵が残っていることもあります。どんな場所にかければ利用してもらえるか?これはまだ解明できていない課題です。

昨年は10月のグリーンフェスタin勅使水辺公園で来場者に巣箱を作ってもらいました。そして1211日には巣箱を作った親子37人にも来ていただき二村山のあちこちにかけました。

「子育てに使ってくれますように」「もっと生きものでにぎわう二村山になりますように」

昨年12月の巣箱の取付け作業

 

 二村山だより 42   泥んこになった駐車場横の水辺 整備    2017.2.20
 ヒキガエルの産卵場所をいつまでも

県道沿いの二村山駐車場はかつて大狭間湿地と同様な湿地でした。私が高校生の頃、生物の先生が植物の採集に来られたのについてきたことがあります。その頃の私は植物には関心がなく、先生は珍しい植物の説明をされたのですがその内容は全く記憶がない有様で、今から思えば惜しいことをしたと思います。その後湿地は埋め立てられ現在の駐車場となりましたが、北西側は山頂への斜面との間に浅く細長い水たまりとして残り、雨水や湧き水でうるおされ現在に至っています。

この水辺の特色はアズマヒキガエルの産卵場所となっていることです。3月になると水中に寒天のようなひも状の卵塊が見つかり、4月には孵化した真っ黒なオタマジャクシが集まっているのが見られます。ところが最近は土砂が堆積して浅くなりさらにはアンペライ(ネビキグサ)が繁茂して水辺をおおいつくしそうな勢いです。このまま放置するとヒキガエルの産卵場所はなくなり、他のゴウソなど山際の湿地特有の植物も絶えてしまいます。美観上もよろしくありません。そこでこの水辺整備に取り組むことになりました。

作業はまずアンペライの除去から。別名ネビキグサのとおり根は地下茎となって泥の中に広がっているため鎌で刈っただけではダメージを与えることができません。引っ張って抜くか、備中ぐわなどで地下茎ごと除去するのがベスト。と言うは簡単ですが実際は長靴をはいていても油断するとずぶずぶと膝までめりこんでドロドロになります。腰を引いて用心しながら草を引き抜こうとしても、力を入れると前のめりになって「おっとっと」。

その後の泥さらいもたいへんです。スコップ、備中ぐわ、ひしゃくなどを使って泥を上げるのですが、これも足場の悪い作業です。誰でしたっけ、斜面で足を滑らせて顔から泥の中にダイビングした人は?

124日から3回かけて行った水辺の整備。25日には泥さらいも一応終わり3月のヒキガエルの産卵を待つばかり。となるはずでしたが誤算がひとつ。水深を保つため下流側は掘らずに上流側だけを掘って水位が一時的に下がっても湧き水で徐々にもとの水位に戻る予定でしたが、2週間たった今日19日にもまだ水位の復元はいまひとつ。冬は湧き水が少ないのです。明日の天気予報は久しぶりの雨。ヒキガエルの産卵場所に恵みの雨を!

泥だらけになって行ったアンペライの除去作業

 二村山だより 41   双峰小学校5年生が二村山で作業     2017/1 はちどり掲載  
 

(双峰小学校の二村山里山保全整備への参加については、前回の座学編に続き、今回は作業実践編です。)

928日朝、双峰小学校5年生の二村山での作業日なのに、空はすぐにも泣き出しそうな曇り空です。「何とか午前中はもってください。」ひたすらお願いするしかありません。

協議会のスタッフは二村山駐車場に集合し、道具も物置から出して準備万端、気合十分です。担当、段取りなど確認のあと鎌倉街道ぞいの現場でも作業内容を再確認し児童の皆さんが来るのを待ちました。

しばらくして、51組の34人が地蔵堂前広場に到着、作業内容により班に分かれて順次作業場に向かいました。作業は①散策路づくり、②木の名札付け、③ビートルベッドづくり、の三つです。

現場は荒れた竹やぶの伐採地で、現在はコナラ、ヤマザクラなどの雑木林の樹々が再生しつつあります。散策路は、二村山来訪者にその様子を見ていただくためのもので、幅2mほどの道の両側に長さ60㎝の木杭を打ち込み、上を現場近くで切った竹を割ってつなぎ、高さ30㎝程の柵を作ります。皆さんにはその一部、長さ約15mの柵を作ってもらいました。大きな木槌で杭を打ったり、ドリルで穴をあけて竹をねじ釘で固定したり、余分な竹をのこぎりで切ったりと、慣れない作業だったと思いますが、なかなかの出来栄えです。名前も「二村山緑の散歩道」と命名していただきました。

散策路沿いには、育っている樹々に名札を付けていきます。名札は、あらかじめ学校で児童の皆さん自身が調べて書いた紙をラミネート加工して園芸用ポールにつけて作成済みです。現地では鉄筋を打ち込んで先行穴をあけ、名札を立てていきます。太い木にはシュロ縄でしばりつけます。全部で97枚もありましたので、時間内で設置できるか心配でしたが、何とか完了することができました。

雑木林では、養分を地面に貯めないよう、草花が芽を出せるよう落ち葉かきが必要な作業です。ビートルベッドは集めた落ち葉の処分場所を確保するとともに、落ち葉の中で育つカブトムシの幼虫に、生活の場所を提供するものです。皆さんには、竹をのこぎりで2mに切りそろえ、積み重ねて囲いを完成させ、落ち葉を集めて中に入れる作業をやってもらいました。カブトムシが卵を産むのは来夏、育った幼虫が成虫となって出てくるのは再来年の夏です。

心配だった天気も、作業中は何とか持ちこたえてくれました。児童の皆さんには蚊やチクチクするササクサの種子にも負けず頑張ってもらいました。本当にご苦労様でした。またこの日のことを思い出したら二村山に足を運んでみてください。雑木林は、季節に応じたいろいろな素顔を見せてくれますよ。

2016.9.28 僕たちの手で散策路を作るぞ!

 

二村山だより 40   双峰小学校で5年生に二村山について話しました  2016/10 はちどり掲載   
 

623日午前11時過ぎ、私は双峰小学校の教壇に立っていました。二村山と協議会の活動を小学生にわかりやすく話さなければなりません。51組の生徒34人が私を見つめています。人前で話すときは原稿を書いて棒読みするしかやったことのない私にとってはまさに緊張のときです。

協議会事務局の環境研究所豊明を通じて双峰小学校から連絡があったのは426日のこと、担当の先生に電話で伺うと「キャリア学習」の題材に学校の近くの二村山で活動している当協議会の活動を取り上げたいとのこと。協議会で相談した結果、子供が二村山に関わることで家族にも情報発信できるいいチャンス、との考えで一致。511日、3人で双峰小を訪れ内容を直接お聞きしました。協議会への依頼は、①教室で二村山の話をすること、②実際に仕事の体験の機会を設けること、の2点です。

②は9月以降となり、まずは①について5年生に話す内容、見せるスライドを検討しました。やはり文字主体でなく画像主体がいいと考え、イントロは二村山の四季を風景や生きものの写真で紹介することにしました。そのあと協議会の活動紹介という組み立てにして、途中に子供とのコミュニケーションの機会としてクイズも二つ織り込んで……。悩みながらもパワーポイントの原稿は出来上がり、場面はこの文の最初に戻ります。

スクリーンに四季の二村山を映していくと、やはり声があがるのはカブトムシです。子どもたちがスライドを見ながらがやがやと言っているのが聞こえ、関心を持ってくれたのが伝わってきます。ヒキガエルの卵の写真を見せて「これ何?」とのクイズには、「僕知ってるー」とすぐ反応がありました。協議会活動の必要性、活動内容については静かに聞いてもらえましたが、理解できるように話せたか自信がありません。最後に秋に体験してもらう作業の内容を説明して、緊張の30分は終わりました。

この第1回で学校のすぐ近くの二村山に多くの生きものが住んでいることはよくわかってもらえたと思います。秋に行う第2回(作業体験)では、二村山現地で体を動かすことを通じて協議会の活動を理解してもらおうと現在準備を進めています。

未来を託す子供たちに『二村山』を伝える機会をいただいた双峰小学校に厚く感謝申し上げます。

2016.6.23  二村山の授業風景

二村山だより 39        中日新聞が二村山を取材!       2016/7 はちどり掲載   

3月下旬のある日携帯電話が鳴りました。出ると中日新聞の森さんという女性。「二村山春の自然観察会を記事にしたい。ついては取材したいので日程は…」との話に急なことでびっくり。全く予想していなかったわけではありませんが、まさか本当に記事になるとは…。
 二村山環境保全推進協議会は平成20年から4月第1日曜日に豊明二村山自然観察会との共催で広く市民の方を対象に「二村山春の自然観察会」を開いています。この時期はヤマザクラやコバノミツバツツジなど春の里山を代表する植物が開花し、身近な二村山にも豊かな自然が残っていること、その里山の自然を維持保全するためには市民の活動が必要なことを理解してもらうには最適です。
 今年の開催日は43日(日)。この催しに少しでも多くの市民に来ていただけないかと行っているのが新聞等報道関係へのお知らせです。平成21年以降市役所で教えてもらった記者発表の宛先へチラシと二村山のパンフレットを郵送して行事案内への掲載をお願いしています。掲載実績は毎日新聞2回の他、平成25年からお願いしている中日ショッパーには毎年掲載していただいています。できれば発行部数の多い中日新聞が取材でもしてくれればなあと毎年夢見つつも今年もあきらめていた矢先の電話でした。案内を出し続けて8年目の春です。
 取材は定例自然観察会の日327日(日)でした。集合時間に見慣れない若い女性の姿。カメラを携えて現れた記者の森さんです。ヒキガエルの卵を手始めに散策路を歩きながら二村山の生き物を見たり、里山保全に必要な作業のことなどをお話ししたりしました。途中とても美しいヤマザクラがあり、その観察風景を撮影。しばらくして森さんは次の取材へと二村山をあとにしました。次の日曜日は「二村山春の自然観察会」。いつ新聞に載るのかな、どんなふうに書いてもらえるのかな、などといろいろ思っているうちに日は過ぎていきます。待ちくたびれた開催日前日の42日(土)、載りました大きな見出し「花見お待たせ」として4か所の一つとして紹介されています。二村山の見出しは「ヤマザクラ見頃あす自然観察会」。短い記事の中にもお話したことがうまくまとめられていてさすが新聞記者だな、と感心しました。

 翌日の観察会はいままでで最も多い70人弱の参加者でした。これもきっと記事のおかげでしょう。森さん、また取材お願いしますね。

2016年4月2日 中日新聞朝刊



二村山だより 38        落葉遊びとビートルベッド
             ~鎌倉街道に子供たちの歓声~  2016/4 はちどり掲載   

 123日(土)二村山に子供たちの歓声が響きました。鎌倉街道の坂に落葉を集めてのそり遊びです。子供が乗ったそりはゲレンデと変わらぬ?スピードで落葉の上を滑っていき子供たちは大喜びです。この情景は豊明エコキッズ主催「ビートルベッドづくり&おちばあそび」のひとこまです。 ビートルベッドとは「カブトムシが卵をうみ幼虫が育ちやすいように落葉や枯枝を入れた場所のこと」で、二村山環境保全推進協議会はこのビートルベッドづくりのお手伝いをしました。当協議会は伐採木を使って組んだ囲いの中に落葉を集めて入れたものをいくつか作っており、カブトムシが育っている実績もあります。準備のための臨時活動日には7人が集合。小学生親子が囲いから作るのは大変なので伐採竹を使って落葉を入れる囲いをひとつ作りました。大きさは約2m四方で深さ60cm位。後日参加者は30人位という情報が入ったためもうひとつ囲いを増やして準備完了です。当日はまず東斜面に案内し、ビートルベッドの実物と落葉の中にいるカブトムシの幼虫を見てもらうことにしました。寒くて落葉の中深くに潜っているせいか落葉を掘ってもなかなか現れません。やっとのことで1匹見つけ参加の親子にお見せしました。成虫は知っていても幼虫は見たことがない子供がほとんどなのか、ちょっとしたサプライズの声があがります。
 次は参加者がいよいよビートルベッド作りに挑戦です。道具は熊手と容量140ℓの折りたたみ容器。近くにある落葉を集めて容器に入れ、一杯になったら竹で作った囲いの中に投入するのですが、30人の作業でも囲いはなかなか一杯になりません。囲いのふかふかの落葉の中に入って遊ぶ子もいて落葉は圧縮され、ますます多くの落葉が必要になったりして、皆さんご苦労様でした。
 夏にはカブトムシにぜひ産卵してほしいですね。そして紅葉の頃には大きな幼虫に育ち、来年の夏には成虫となって元気に雑木林に飛び出してくれますように。このあとは小人探しゲーム。そして初めにご紹介したそり遊びです。おしまいは温かいおしるこをいただき解散となりました。
 ところで昔なら落葉とくれば焼き芋ですよね!“♪垣根の垣根の曲がり角♪、たき火だ、たき火だ、落葉たき♪”「たき火」ってもう死語?

「ビートルベッド」に入れる落葉を集める参加者(三好氏撮影)

 

 

 

 

二村山だより 37        ~勅使水辺公園での都市緑化フェアに参加~
             ドングリの工作や笹舟作りが大人気    2016/1 はちどり掲載   

秋晴れとなった11月1日(日)全国都市緑化あいちフェアのサテライト会場となった勅使水辺公園には、たくさんの市民がこの花と緑のイベントを楽しみに集まっています。設置されたステージやテントの中で多くの催しが行われる中、二村山環境保全推進協議会は豊明二村山自然観察会と共同でパネルによる活動紹介、どんぐり工作体験、大狭間湿地見学会を行いました。
 なかでもどんぐり工作体験、そしていっしょに行った輪投げ、木の葉の魚釣り、笹舟作りは会場を訪れた子供たちに大人気です。どんぐり工作はコナラ、アベマキのどんぐりなど二村山で拾った材料等を持ちこみ、木の台座にくっつけたり修正液とマジックインキで顔を書いたりと、子供が自分の発想で工作を楽しんでもらうものです。
3.6m×5.4mのテントのほとんどはこのスペースにあてたのですが、スタート直後から終了の4時頃までずっと満席状態で、子供たちのお相手をした自然観察会の女性陣は席を立つ時間もないほどの忙しさでした。
 どんぐり工作の順番を待つ親子や芝生を遊びまわる子供たちを楽しませたのが、テントの裏でやっていた輪投げなどです。輪投げの的は豊明で見られる野鳥の絵を貼りつけたペットボトル。うまく的に入ればおもちゃの太鼓でドンドンドンとお祝いの音。参加賞はかわいいどんぐりのトトロです。孫に負けず一生懸命になっているおばあちゃんもいました。木の葉の魚釣りは魚の形に切った葉っぱにクリップをつけて、糸の先に磁石をつけた釣竿で釣るという単純なものですが、これまた結構な人気で、子供の釣り姿を撮るお母さんが目立ちました。昔懐かしい笹舟作りを知っているのは何歳くらいまででしょうか。手を伸ばして水の流れに触れることができる場所は姿を消してしまいましたが、会場には愛知用水の水を導いたせせらぎが流れています。笹舟作りの先生には、手伝いに来てくれた豊明高校生3名を任命、彼らも笹舟をつくるのは初めてです。協議会のおじさんによる講習を修了した“にわか先生”たちは子供たちに親切に教えてくれました。笹舟ができあがると、せせらぎに浮かべて競争です。笹舟が流れるのに合わせて、せせらぎの両側を移動する楽しそうな子供たちの姿を見て、イベントに参加してよかったなとつくづく感じました。
 そもそもの本題である活動紹介は、残念ながらほとんど手が回らず残念でしたが、多くの会員が一生懸命イベントを盛り上げることができた実績は、今後の活動にきっと役立つものと確信しています。

   ドングリ工作