NPO法人環境研究所豊明


ため池と河川の水質


井堰川探検2013~


 
井堰川探検2012 2012年6月15日  沓掛小学校4年生3クラス91名

6月15日(金)沓掛小学校4年生の総合学習「井堰川の探検」に協力をしてきました。
 校庭に集合した3クラス91名の子供達に、見るポイントと注意事項について話をした後、先生、保護者のボランティア、私たちスタッフと一緒に、途中、川の様子を見ながら、探検場所下高根に移動しました。 
 クラスごとに順次川に入り、早速探検を開始しました。今回は例年の探検場所から少し上流まで範囲を広げてみました。下半身ずぶ濡れになる子、アカミミガメに噛まれた子もいましたが、あちらこちらで歓声を上げながら生きものを捕獲し、名前を確認していました。タモロコ、ギンブナ、ナマズ、アカミミガメ、トノサマガエル、スジエビ等がいました。
 およそ1時間の探検を終え、途中下高根公園で、今日、見つけた生きものの名前の紹介と、生きものと川の水質の関係(川の汚れの程度)についての話をした後、帰校しました。帰り道、探検の感想を聞いたら、 “楽しかった!!”と元気な声で答えてくれました。
10月には勅使池の探検も予定しています。(岩名

みんなの眼が輝いています ミシシッピアカミミガメとイシガメ トノサマガエル
 
 

     調査項目    

   井堰川 

調査時間

12:00

天候

気温        ℃

24

水温        ℃

24.5

透視度      ㎝

34

COD       ㎎/

13

pH   

6.87

亜硝酸性窒素 ㎎/

1.0

リン酸性イオン ㎎/

川幅        m

6.5

水深        ㎝

19

流れの速さ

ゆるやか

川底の状態

砂と泥 

川岸の状態

コンクリートブロック

水の濁り

濁って川底が見えない

水の色

微黄色

におい

生臭い

井堰川探検/生きもの

 イシガメ、ミシシッピアカミミガメ、トノサマガエル、ツチガエル、タニシ、ヤマトシジミ、アメンボ、
スジエビ、タモロコ、モツゴ、 ナマズ、ギンブナ、コイ、

・ミシシッピアカミミガメの大きなもの(体長20~25㎝くらい)がたくさんいた。
毎年見るアオダイショウがいなかった。

指標生物

少しきたない水Ⅱ ヤマトシジミ、スジエビ 
きたない水Ⅲ  タニシ

井堰川探検2011 2011年6月29日(水) 沓掛小学校4年生3クラス88名


豊明市立沓掛小学校4年生3クラス882011年6月29日(水)8:40~11:30
総合学習の時間に身近な河川・井堰川の生きもの調査をしました。
川には様々な生きものが棲んでいますが、生きものを調べるとその地点の水質の程度を知ることができます。自然を探検して、川に親しみ、川を理解し、川をよくすることに関心をもつ切っ掛けにしたいと思います。
井堰川に向けて出発! 何がいるかな? 川を探検するのはとても楽しいです。
            
アオダイショウ オイカワ カマツカ


井堰川探検2010   7月2日(金)9:00~11:30    豊明市立沓掛小学校4年生3クラス約120名

総合学習の時間に身近な河川・井堰川の生きもの調査をしました。


井堰川探検で得たもの

 生きものも人間も、共に支えあう地球の仲間で、全ての生きものがつながって生きています。今回、井堰川を通して、私たちは「小さな生きもののいのちの輪」を見つけることができました。
 私たち人間は、地球に生育し互いにつながりあい、支えあって生きている多様な生きものの一部です。バランスを保ちながら成り立っている生態系が崩れ始め、かつてないスピードで生物多様性が失われていく中で、未来の世代の子どもたちに地球の多様ないのちの豊かさを残していくには、我々はなにができるでしょうか。
 川という身近な自然の中で生き物を、五感を使って見て、触れて、感じることができたのは、子どもたちにとって、豊かな感受性を育む貴重な体験でした。
 はじめて出会った未知なものに触れた時の感動。小さな魚がバケツの中で死んでしまった時みせた思いやり、憐れみ。「オタマジャクシを育ててカエルになったら、また、川に戻してやるよ」とうれしそうに持ち帰った子ども。トノサマがエルを捕まえて、「数がどんどん減っているんだって、よく生きていたね」とカエルの背中を撫でたこども。やさしさや愛情など様々な感情が呼び覚まされていくのをみて、大人も感動しました。
 子どもたちが出会った事実のひとつひとつはかけがいのないものです。
 しかし、川を高いコンクリートの護岸にして子どもたちを遠ざけ、子どもたちからこんな楽しい遊びの場を奪い、小さないのちの輝きを知ることもなく、育っていく子どもたちが可哀そうです。 生物多様性の大切さを訴えるだけではなく、感性豊かな子どもたちが、自然の中で、生きものとたくさん触れ合う環境作りが重要だと思いました。

井堰川の生きもののつながり

 井堰川には、ヨシがたくさん生えています。ヨシはリンや窒素を吸い上げて、水質浄化にも役立っています。また、腐って堆肥化したものは、菌類やバクテリアによって分解され、それを養分にして植物プランクトンが大量に発生します。それをエサにミジンコなどの動物性プランクトンも大発生します。魚やオタマジャクシやヤゴなどはその動物性プランクトンを食べながら大きくなります。
 そこへ魚をエサにしているサギ類がやってきます。稚魚を食べるライギョやトノサマガエル、そのヤゴもいます。カエルをエサにするヘビもいました。ヘビをエサにするトビやカラスもいます。このように「食べたり、食べられたりする関係」の中で、たくさんの生きものたちが、さまざまにつながりあって生きています。
 どれも大事な生きものなのです。「いのち」が「いのち」を支えている現場を観ました。
 井堰川はそういう意味で、豊かな川で、人間の感性も豊かにしてくれる自然です。
 井堰川探検は、身近な生物多様性を実感した貴重な体験になりました。これを機にもっと、たくさんの生きもののつながりを考えてみたいと思います。

井堰川の生きもの  未知との遭遇でした! 子どもたちの歓声がみんなの瞳はキラキラしていたよ
たくさんの子どもたちにさかなもびっくりだね ライギョだぁ! 魚がいるかな・・・
トノサマガエル ライギョ(カムルチ―) 約50cm ジャンボタニシと鮮やかなピンクの卵
イシガメ 22㎝ ナマズ ヤゴ
魚類
ライギョ、ドジョウ、ナマズ、メダカ、稚魚(ギンフナ、コイ、モロコ、モツゴ、
タイリクバラタナゴ、オイカワ?)

貝類・環形動物
シジミ(タイワンシジミ、マシジミ?)タニシ、ジャンボタニシとその卵、モノアラガイ、ヒル
鳥類

カルガモ(雛3羽)、コサギ、ヒバリ

昆虫類
カマキリ、シオカラトンボ、アオイトトンボ、 オニヤンマの幼虫、アメンボ、ガムシ

両生類・爬虫類
オタマジャクシ、トノサマガエル、アマガエル、ツチガエル、イシガメ、ミシシッピアカミミガメ、アオダイショウ


■少し汚い水(Ⅱ)の指標生物
シジミ、オニヤンマ   

■汚い水(Ⅲ)の指標生物  
タニシ、ヒル

井堰川の水質

調査項目

井堰川 ①

排水路① 

調査時間

13:00

9:45

9:45

10:00

10:00

天候

曇り

晴れ

晴れ

晴れ

晴れ

気温    ℃

31

 

 

水温    ℃

26

 

 

透視度   ㎝

48

 

 

COD   ㎎/

pH

7.5

6.8

6.8

7.1

7.1

 アンモニア性窒素 ㎎/

1.0

0.3

0.5

0.5

0.8

亜硝酸性窒素 ㎎/

0.1

0.5

0.5

0.02

0.05

リン酸性イオン ㎎/

0.2

0.2

0.2

0.2

0.2

川幅   m

6.5
(水が流れているところは、1.75)

6.5

6.5

生物を採取した場所

・川の中央
・堆積土砂の周辺・川の右岸
・溜まり水

川の中央

川の中央

水路の堰の下

水路の堰の下

流れの速

普通
(0.5/秒)

遅い

遅い

水深

8~14

10

10

水路 2
採水場所20

水路 2
採水場所20

川底の状態

砂と泥

砂と泥

砂と泥

コンクリート

コンクリート

川岸の状態

コンクリートブロック

コンクリートブロック

コンクリートブロック

コンクリート

コンクリート

水の色

淡黄色

淡黄色

淡黄色

淡黄色

淡黄色

水の濁り

濁っている
川底が見えない

澄んでいる川底が見える

澄んでいる川底が見える

澄んでいる
川底が見える

澄んでいる川底が見える

におい

無し

無し

無し

無し

無し

備 考

いつもはヨシが繁茂しているが、調査のため刈り取った。

右岸の排水口から田んぼの排水が流れ込んでいた。
生物種は多い。

土と植物が水質浄化をしている。刈り取ったヨシの後に新芽が育っている。
20㎝)

井堰川に流入する場所で調査。
生物はいない
川底に苔。
雨水排水路。

排水路を遡り、住宅の近くの排水路になるとタニシがたくさんいた


    
 
井堰川の様子
井堰川 コンクリート護岸の内側に自然な小川ができている。ヨシを刈り取って調査。 川の中は複雑で生きものには棲みやすい環境になっている。 右岸は水田が広がっている。
左岸は住宅。