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軒下から上を見上げてみたら、薄汚れた天井が見えた。
その先にある、青い夏の空を見たいと思うかは別のお話。
舞台は築ン十年の古ぼけたアパート。主人公は、そのアパートの一室に住む男。
男…雄太は、来月には30歳になる「漫画家志望」。
アシスタントになる訳でもなく、投稿する訳でもなく、ただただ作品を描き続けている。
いつの日か納得できる作品が完成するまで。
「30になったら・・・どうしよ。」
誰もが感じるその区切りの年齢に恐怖しながらも、変わることなんて出来やしない。
幼いころに見た夢は、いつしか痛いほどの現実に。
もっとも「難しい事」は!
いいかい、もっとも「難しい事」は!!
「自分を乗り越える事」さ!!
(岸部露伴)
諦めたらそこで試合終了ですよ。
(安西先生)
努力したものがすべて報われるとはかぎらん
しかし!
成功した者は皆すべからく努力しておる!!
(鴨川会長)
次々と聞こえてくる言葉は夢なのか、現実なのか。
…みんな誰かを羨ましく思って生きていて、それはそれで上手く廻っている。
だから地球は止まらず廻っているのかもしれない。
30歳を迎える日…、雄太に何ができるのか?
8人のクセ者達が贈る、純愛四畳半コメディ。
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