海外旅行でのお金の持ち方
現金は安全性の面でクレジットカードやトラベラーズチェックに劣りますが、利便性に優れ、またチップの支払いなどに必要です。
ですが、海外旅行では、ひったくりや置き引きが当たり前です。
アメリカ、イタリアあたりが有名ですが、外国の場合、警察白書によれば国内での発生率と10〜50倍の開きがあります。
まずは海外旅行先の安全度を調べることです。


外務省 海外旅行安全ホームページ
現金の場合、盗まれたら、まず100%返ってきません。
現金の持ち方=スリ・置き引き対策だと思ってください。
海外旅行でのスリの場合、数人一組が多いようです。
狙いを定めたら、何人かで相手の気を引いて、その隙に別の仲間が盗るというパターンが一般的です。ストリートチルドレンが強引に奪っていく例もあります。
基本的には、当たり前だけれども、狙われないことです。
観光客とは分かりづらいカジュアルな服装にし、また、ウエストポーチやハンドバッグは狙われやすいので止めましょう。
高級そうにみえる指輪や時計などは、最初から海外へ持って行かないほうが賢明です。
まず大原則として、多額のお金を持たないことです。
「多額の現金を持っている」と知られたら、相手(=犯罪者)はしつこくなります。
「持っているかどうか分からない」のなら、よほどの隙を見せていない限り、相手も諦めてくれます。
持ち方として、1ヵ所はしっかりとした隠し場所を作っておきましょう。
腹巻きや貴重品入れベルトなどが有名です。
ジッパー付きの内ポケットがあるブルゾンを持って行くのもいいでしょう。
あらかじめパンツやスカートの内側にポケットを作ってしまうのも一案です。
行く場所との兼ね合いで、T.P.O.に応じて、お金の持ち方を考えましょう。
観光スポット(=スリは多く、あまりお金は使いません)では、服のインナーの中にしっかりしまって、安全な街中で買い物をするときはブルゾンの中に入れておく、というような感じです。
しっかりしまうときは、他人には絶対に取り出せないようにしておくことが大切です。
その意味でも、クレジットカードを持っておくことは大切です。
年会費無料で海外旅行へ向くクレジットカードもあります。


海外旅行の保険が付帯する年会費無料のクレジットカード
現金が盗まれた場合に戻ってこない、ということに関する法律的な余談です。
盗難にあった者は、窃取者に対し、損害賠償請求できます。
これは、よほど妙な国でもない限り、どこの国も同じです。
ただ、損害賠償請求するには面倒な民事的手続きが必要(きわめて困難)で、さらに窃取者は無資産であるのが通常です。
「画に描いた餅」ということです。
また、少額の窃盗で犯人が捕まることのほうが珍しいです。
そこで、保険で賄うことが考えられます。
しかし、現金の場合、
1,「かくかくしかじかのお金を現実に所持していた」
2,「それが奪われた」
3,「従って、それだけの損害が生じた」
以上の証明が必要です。
2の証明は容易ですが、1,3,の証明は困難です。 証明を簡単にする法的な仕組みは簡単ですが、保険詐欺が横行することになるので採用できません。
現金は盗まれたら戻ってこない、というのはそういうことです。
これに対し、クレジットカードやトラベラーズチェックの場合、「あなたしか使えない」のが原則なので、盗難や紛失時でも、損害が生じにくいのです。
また保険も、現金よりは応じられやすくなります。
ともあれ、現金は危険です。
必要以上の現金は持ち歩かないすることが大切です。
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