猫の乳ガンの大部分は、紫外線、放射線、環境ホルモンなどといった、種々の環境因子によって遺伝子に傷がついて起こるということと、ホルモンバランスの変化による影響が大きいと考えられています。 

猫の乳ガンには、しこりが皮膚表面に近いところにあると、皮膚がひっぱられてえくぼ状にくぼんだり、赤く腫れたりすることがあります。

そもそも、猫の乳がんはどのようにして起こるのでしょうか?  現在までの研究では、遺伝子に傷がついて起きる病気であるといわれています。それは、更に先天的に遺伝子が傷ついている場合と、生活しているうちに遺伝子が傷つく場合に分けられます。

猫の乳ガンについて

 

乳ガンの症状


愛猫の胸やお腹をなでていて、小さなシコリ、オデキのような物を指先に感じたら、「乳ガンでは?」と疑って、すぐにかかりつけの動物病院で検査してもらったほうがよいでしょう。

乳腺腫瘍には、腫瘍がその部位だけに限局される良性腫瘍と、血液やリンパの流れに乗って肺などの内臓やリンパ節に転移し、命にかかわる悪性腫瘍があります。乳腺腫瘍は猫がかかる腫瘍のなかでも 3番目に多く(全メス猫の腫瘍の約17%)、さらに悪いことに、猫の乳腺腫瘍の80〜85%が、乳ガン(悪性腫瘍)なのです。

乳ガンなら、触ると指先にわずかに感知できるかどうかだったシコリがどんどん増殖し、ひどくなれば、猫の薄い表皮をやぶって外に不気味な姿を現してくることも少なくありません。また、それまでに、からだのあちこちに転移して、根治できなくなっていることがあります。

猫の乳腺は、二つだけの乳房に集中する人間と違い、胸・腋の下から下腹部・内股まで広がっています。その長く、広い左右の乳腺のどこに乳腺腫瘍が発現するかはわかりません。もっとも、なかには腫瘍ではなく、乳腺組織がホルモン異常で急に大きくなるオデキ(線維上皮性過形成)の場合もあります。


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