せんべい一筋
泉屋製菓店
『街かど情報TSURU』第138号(2001.5.27発行)より

泉屋の田辺さん夫婦は結婚50年を迎える。

 山椒の風味が香ばしい『厚焼甲州煎餅』。田原の泉屋製菓店・田辺 茂枚さん(79歳)は、妻の辰江さん(74歳)とともに50年、手焼きせんべいの味を守っている。文大生もお土産に買っていく都留の銘菓だ。小麦粉・卵・ミルク・蜂蜜を使ってかたく焼きしめた煎餅は、おやつに最適!

お店の前で 終戦後、猿橋の厚焼煎餅店で修業、「先輩たちがお昼をとっている間に焼き方を試し覚えた」という。一日に15時間焼く時もあり、「細っぴぃだけど丈夫」と笑う田辺さんの手を見ると大きくて厚い。まさに職人の手だ。「これでいいってことない。自分の思うようにできない。」と語る田辺さんは、毎朝5時に起床し、煎餅を焼き始める。反りをつけるよう熱いうちに木の台にのせると「茶壷・文大・富士山」など故郷の風物を描いたオリジナルの焼型もきれいに表れる。大事に使い込まれた道具は店の宝!

 昭和52年、全国菓子大博覧会で『名誉大賞』を受賞、当時の大平正芳 総理から『菓道一筋』の表彰も受けた。

 「味のよいのが何より自慢!美味しければ買ってくれる。」と店売りと大月駅での販売が中心で特に宣伝はしていない。

 娘夫婦もその技を継ぎ銘菓の暖簾を21世紀に伝える!


※茂枚さんは、仕事の合間に田野倉にある畑で汗を流し、辰江さんも手伝う。ジャガイモ、ほうれん草などを作り、畑の脇にツツジを植えたりして楽しんでいる。ウコンも栽培し、葉を干してお風呂に入れると暖まるそうだ。

(畑を耕していると)知合いが車で通り、「プップッと鳴らかしていく。」…元気なおしどり夫婦に心和む取材だった。


商品の紹介 三枚重ねの『厚焼き』の他に、歯が悪い人やお年寄りのために、少し薄い『新厚焼木の実煎餅』『うす焼』もある。

 『みそ』『こおし(ピーナツ味)』も人気!(1袋400円)

泉屋製菓店の場所※箱詰め(800円〜3000円)。宅急便での地方発送も承ります。

 お土産、お中元、お歳暮、お年賀などにどうぞ!

山梨県都留市田原1-1-8

Tel0554−43−3765
(朝7時〜夜7時/木曜休み)

☆泉屋のホームページ


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