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      2012年札幌・美唄個展案内

 

故郷で初の個展開催へ

美唄出身の洋画家・武田光弘さん 2012年6月に札幌と美唄で開催

「美唄での展示に意義」

日本美術家連盟会員で国際美術連盟会員の洋画家・武田光弘さん(73=東京在住=が、出身地の美唄で初の個展を開催する準備を進めている。
早くに亡くした父親のような画家を目指して、定年退職後に単身パリへ移住して第2の人生は画家修業の道を歩んできた。武田さんは「美唄に絵を持って行くことに意義を感じている」と話している。

 武田さんは2歳の時に両親を病気で亡くし、父親の実家に姉2人と3人で幼少時代から美唄で過ごした。昭和25年に美唄小を卒業、美唄中、31年に美唄東高を卒業し、北大を経てNHKに勤めた。プロデュサーで定年、NHK放送ライブラリー館長を経て、単身渡仏し、パリで画家修行した。

 旧制札幌二中で美術教師だった父親が結核で亡くなり、幼いことから「家に残されていた絵画や絵の本などと向き合うことが、父親との対話であった」と武田さん。
「DNAというか潜在的にNHKのOBとか放送人ではなく、画家として死にたいと思っていた」と話し、来年6月11〜16日に札幌時計台ギャラリーで個展の開催を決めた。

 その後、美唄東高の東京同窓会で後輩にあたる高橋幹夫市長が故郷美唄での個展開催を勧めたことが後押しとなって、札幌展終了後の6月27日から2週間の日程でアルテピアッツァ美唄で展示 する計画がまとまった。美唄商工会議所の岸本邦宏会頭は武田さんの先輩にあたり、多くの故郷の人たちが心強い助っ人として大きな力となったという。

武田さんは「私も美唄出身で、父の後を継いで画家として死のうと思っている者として、故郷での個展は、とても意味のある機会になるのではないかと感じております。来場者があるかどうかではなく、美唄に絵を持っていくことに意義を感じています」という心情を先輩らに手紙を書いた。

展示する絵画は100号の大作から小品、油彩30点、スケッチ20点の50点ほどを予定。武田さんは無所属で、これまで東京八重洲ギャラリーで個展を開催してきたが、北海道での個展は初めてとなる。「郷土人としても美唄で展示するのは意義のあること」と話す。

パリを中心に欧州で取材旅行した作品が多い。武田さんは「パリは基本的に変わらない街だが、きれいなパリというよりこの頃は夜や雨降りの絵が多く、だんだん暗い重い絵になる」と語り、再び12月にはフランスへ行って個展に向けた作品に取り組むことにしている。 

                株式会社空知新聞社「プレス空知」 
                   2011年11月2日
(水 曜日)号  (転載了解済み)

・札幌展
  2012年6月11日(月)〜6月16日(土)
     札幌時計台ギャラリー                                    札幌市中央区北1条西3丁目

                TEL 011-241-1831
     
              札幌時計台文化会館

・美唄展
  2012年6月21日 (木)〜7月1日(日)
     アルテピアッツア美唄                                         美唄市落合町栄町

                         TEL 0126-63-3137
  

  2012年6月個展に展示する予定の     
 『街(ストラスプール)』  油彩 100号