
BMD-1は、空挺部隊で使用することを前提に作られたソビエト製の戦闘車だ。輸送機で運ばれるだけでなく、パラシュートで投下することも可能という驚くべき兵器で、車体はアルミ合金製で重量は7トンという軽さである。車体は舟形をしており、ウォータージェットで水上走行も可能という優れもの。ソビエトの代表的な装甲戦闘車であるBMPの空挺版といったらわかりやすいだろうか。砲塔には73mm砲が搭載され、7.62mmの機関銃が車体全部に2機、砲塔に1機備えられている。そのほかロケットランチャーが装備されている。ソビエト軍に正式配備されたのは1969年だという。BMD-1PはBMD-1のロケットランチャーを改良型で、1977年には、対戦車ミサイルを半自動誘導式の9M111か9M113に換装したものである。乗員は車長と操縦手のほか5名の空挺隊員が乗車できる。アフガニスタンやチェチェンなどでも使われたある意味でかなりポピュラーな車輌であるが、つい最近までインジェクションキットは発売されてこなかった。ところが、ここ1、2年のうちに今回紹介するSKIFのキットをはじめとして、ZVEZDAとEASTERN EXPRESS社の3社から発売された。 ◆今回の制作の流れ 1、SKIFというメーカー SKIFというのはウクライナ共和国のメーカーで、T55やT64など、旧ソ連のAFVを多数発売しているメーカーだ。旧ソ連というと、製品の出来が気になるが、SKIFは旧ソ連、東欧のメーカーなかでもなかなかできの良い製品を発売しているメーカーだと思う。このBMD-1Pも、部品の精度もなかなかのもので、エッチングパーツも用意されていて、エンジングリル、ヘッドライトガード、車体全部に取り付けられた防波板などが実現されている。 2、組立は素組み。フィギュアを追加 キャタピラは接着組み立て式。部品点数は小さい車体の割りに結構たくさんある。残年なのはロケットランチャーのモールドが大雑把なこと。部品の合いも特に問題はない。特に問題なく組み立てられた。フィギュアは付いていないので、TAMIYAの米軍戦車兵のボディに、レジンのソビエト軍現用戦車兵のヘッドをつけてやった。実際は空挺部隊の乗員なのでこうした服装かどうかは怪しい。今後の調べでBMD-1Pの乗員はこんな服装ではないということが判明したら、別のフィギュアを乗せてみよう。 3、塗装は明るめに インストの指定はハンブロールのマットライトオリーブ、マットペイルイエロー、マットブラックの3色迷彩であった。ハンブロールカラーより、かなり明るめの色で塗装してみた。どうも旧ソ連の車輌は色がくすんだ感じで模型として見た場合いまいちさえない印象なので派手目にしてみたというわけだ。 ◆総括 こんなに小さな車輌に、よくも7人の人員が入るものだ。水陸両用のせいか、デザインはSF戦車のようだ。地球外の惑星や衛星上防衛基地に配備されているといっても不思議な感じがする。 |
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| 外観。水陸両用なので車体は船型。まるでSFの戦車。 | 側面。こんな小さな車体に7名も乗車できるとは驚きだ。とはいえ、ミニバンなら乗用車でも7人や8人は乗れる(笑)。 |
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| 前面。防波板はエッチングパーツで再現されている。 | 後部。左右に「ウォータージェット」の噴出口がある。 |
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| ボディはアルミ合金で戦闘重量は7.6トン。 | キャタピラは組み立て接着式なので組み立てが面倒。 |
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| こういう角度でみると、まさにSF戦車? | フィギュアは、TAMIYAのアメリカ戦車兵のボディにレジン製のソ連戦車兵のヘッドを載せた。 |
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| DRAGONのBMP2とツーショット。 | これもDRAGONのBMP2とツーショット。大きさは3分の2くらい。 |
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| 組み立てがほぼ完成。 | エッチングパーツとフィギュアを載せてみた。どうも、この時点で、ロケットランチャーの方向を間違えていたようだ。 |
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