◆BRDM2

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前回のPT76以来、旧ソ連の水陸両用車両に興味が出てきたので、旧ソ連で最もポピュラーであり、現在も、旧ソ連の国々で現役で使われているというBRDM2を作ってみることにした。戦後まもなく作られたBTR-40装甲兵員輸送車からBRDM1を経由して進化した水陸両用の装甲車で1960年代後半から配備されている。陸上の最高速度は時速100km、水上はソビエトの装甲車お得意の「ウォーター・ジェット」が搭載されており、約時速10kmで浮航することができる。プリン型の砲塔には14.5mm重機関銃と7.6mmの同軸機銃を装備している。この車両の風変わりなところは、前輪と後輪の間に不整地走行用の補助輪があることだ。この補助輪はチェーンで駆動されているという。BRDM2のシャーシは、指揮通信車やミ対空サイル搭載型、対戦車ミサイル搭載型など各種バリエーションがある。アメリカのハンマーのように多目的に使用されているようだ。DRAGONの初期のキットで、インストには1991年と書いてあるから、すでに10年以上も前に発売された製品だ。

◆今回の制作の流れ

1、初期のDRAGONらしいキット

DRAGONの初期の時代は旧ソ連の戦車や装甲車がたくさん発売されていたが、そのキットの特徴として、ハッチが開閉式であるということがある。BRDM2の場合も、車体前部の4つのハッチが組み立て後も開閉ができる。開閉のためヒンジは実際のものとは違う形式であろうが、スケールモデルとしての精密さを損なわない程度のデフォルメに抑えているところがうれしい。タイヤはゴムのような柔らかい樹脂製のものだ。タイヤパターンはそれらしく出来ていて及第点は与えられる。

2、組立は素組みで、ワイヤーと透明ライトを追加

部品点数はあまり多くなく、部品の合いも特に問題はないので、一日あれば十分に組み立ては可能だ。車体前方の窓にはまっているガラスは、透明のプラスチック部品で再現されている。手を入れたのは、ワイヤーをつけたことと、車体上のライトにH-EYEの透明部品を使ったことの2つだ。

3、塗装はボスニアに展開していたウクライナ軍のものにした

手元にあった雑誌PANZERの1998年3月号に、BRDM2のカラー写真を見つけたので、これを再現してみることにした。ボスニア紛争に出動したウクライナの車両だ。バックミラーの形がキットの丸型から実車写真の角型に変更。実車が車体右側にワイヤーがついていたので追加。塗装は、緑系の3色迷彩だったので、それを再現することにした。マーキングは実車写真で「SFOR」と大きく描かれていたので、厚紙でステンシルを作ってエアブラシで塗ってみた。車体後ろはステンシルを車体に貼り付けたのでキレイに塗装できたが、両側面はステンシルが少し離れていたため少しぼやけた感じになってしまった。自作デカールの作り方をマスターしたいものだ。

◆総括

西側のAFVに比べて風変わりなデザインに思えるが、どうしてなのだろう。一番大きな原因は水陸両用であるためと思われる。もし、アメリカのM20装甲車を水陸両用にしたら、かなり似たものになることだろう。

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複数アングル

外観。タイヤをとったら、まるでボートのようだ。 前部拡大。波よけガードがぶら下がっている。TAMIYAのソビエト戦車兵の首をホーネットに交換したもの。ウクライナの搭乗員はどんな服装なのだろうか。

前面。ライトはH-EYESの透明レンスを使用。ガ車体前面が斜めにカットされていて光が入らないため真っ黒。 後部。車体後部に穴が空いていて、「ウォータージェット」で推進する。これは中央の三角の板でふさがれている状態。

76mm砲。T34のものと同類なのかどうかは分からない。 前後のタイヤの間にあるのは、不整地走行用の補助輪。必要に応じて上げ下げできるらしい。

エンジンは車体後部にある。 このアングルだとアメリカのM20に似てなくもない。

ワイヤーを追加。 塗装直前の状態。向こう側はPT76B


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