
PT76B、BRDM2につづいて、旧ソ連の水陸両用車両のBTR70だ。BTRシリーズは旧ソ連〜ロシアの代表的な装輪装甲車両なので、完成品の一つぐらいは手元においておきたいと思って購入した。完成写真をみてお分かりのように、舟形のボディにプリン型の砲塔という旧ソ連の水陸両用車両の典型的なスタイルだ。2名の乗員で操縦し、9名の兵員を運ぶことができる。武装は砲塔に14.5mm重機関銃KPVTと7.62mm機関銃PKTを装備し、パワーユニットはZMZ49058気筒ガソリンエンジン2機である。BTR70は70年代から使用されていて、60年代に使用されたBTR60からの改良点としては、車体がより低くスマートになったこと、第2輪と第3輪のあいだに兵員の乗降用ハッチがついたこと、BTR60のディーゼルエンジンからよりハイパワーのガソリンエンジンになったことなどがある。しかし、アフガン紛争でエンジンは敵の攻撃に発火しやすいという欠点があきらかとなり、次世代のBTR80では再びディーゼルエンジンが採用されている。このキットはDRAGONの35分の1モデルで、インストには1990年とあるから、2003年の今から数えると13年も前に発売された製品だ。さて、いったいどんなキットか ◆今回の制作の流れ 1、初期のDRAGONらしいキット 前回のBRDM2の際にもコメントしたが、このキットも組み立て後もハッチの開閉ができるようになっている。今度は6つのハッチとウォータージェットの合計7つが可動。開閉のためヒンジは実際のものとは違う形式であろうが、スケールモデルとしての精密さを損なわない程度のデフォルメに抑えているところがうれしい。タイヤはBRDMとまったく同じタイヤ部品で、ゴムのような柔らかい樹脂製のものだ。タイヤパターンはそれらしく出来ていて及第点は与えられる。また実車と同様(?)に前2対の合計四輪が左右に切れる)のもうれしいギミックだ。また。ボディ表面の装甲板の繋ぎ目には溶接痕がそれらしくモールドされているのたのも好感がもてた。 2、組立は素組み。透明ライトを追加 部品点数はあまり多くなく、部品の合いも特に問題はないが、ボディーに開口している手摺取付け用の穴が大きすぎて目立つので、手摺を接着した後パテで穴埋めした。一日あれば十分に組み立ては可能だ。車体前方の窓にはまっているガラス(?)は、透明のプラスチック部品で再現されているが、これもBRDM2と同様だ。車体右側のライトはリュータで掘ってH-EYEの透明部品に取替えた。 3、塗装は東ドイツ軍のものにした 初期の型と改良型のコンパチモデルになっている。デカールは初期の型がソビエト軍、改良型が東ドイツ軍という設定。ご存知のように現在は東ドイツという国はないが、あえてこのマーキングを使ってみたかったので改良型を選択した。 ◆総括 13年も前のキットなので考証的にはいろいろあるのかもしれないが、純粋にプラモデルとして見た場合、かっちりと出来ていてがきな問題もなく組立ができた。ハッチが可動すること、車輪が左右に舵取りできるのもうれしい。現用のソ連(ロシア)の車両は、あまり人気がないようだが、西欧のものとは一味違った味わいがあるので、まだのかたは是非、挑戦されたし。しかし、30年ほどまえのTAMIYAのMMがはじまったころは、こんなアイテムが模型化されるとは思えなかった。これを機会にアメリカのピラニア、ドイツのルクスなどを作って並べてみたいものだと思う。 |
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| 外観。乗員はTAMIYAのソビエト戦車兵セットの1対、時代が違うし国も違うので本当は服装が違うだろう。 | 側面。かなり長く、ドイツのSdkfz230シリーズなどと比べると二周りほど大きく、自衛隊の90式戦車とほぼ同じくらいの全長がある。 |
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| 前面。操縦席ハッチの内側のガラス(?)用に、透明のプラスチック板が用意されていた。 | 後部。中央の穴は、「ウォータージェット」の噴出口。水滴型のふたも可動する。リアのライトはインストでは艶消し黒で塗装するように指示があったが、アクセントに赤を塗ってみた。 |
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| 車体に比べて小さな砲塔。この写真では第1、第2輪を左に切った状態にして撮影。 | 車体後部のエンジンルームなどのモールド表現はなかなかそれらしくできている。 |
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| BRDM2とのツーショット。砲塔はほとんど同じ物のようだ。車体前面のハッチのレイアウトもほとんど同じ。 | PT76Bとのツーショット。時代的にはPT76Bのほうがちょっと旧いと思われる。 |
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