
ドルニエ335のパッケージはとても印象的だ。今から30年以上も前に、新発売されたとき、模型雑誌の広告で見た。当時、私はTAMIYAのMMにはまっていたので、MONOGRAMの4号シリーズの広告といっしょにたまたま見たということなのだと思う。胴体の前後にプロペラのある不思議な機体は、私の頭の中では、震電の仲間で、機種にもエンジンをつんだようなものという認識であった。風変わりな形をしたドイツ空軍機のなかで、またまたかなりの変り種という記憶をした。それから、30年の月日がたって、飛行機作りを再開した2005年くらいにオークションで、購入。 DO335は1942年に開発が始まり1944年に試作型が10数機完成、結局、実戦配備はされなかったようである。だから、よほどのドイツ機ファンでなければ知らない機体だったのではないか。LINDBERGが大昔に小さなスケールで製品化したようであるが、48分の1はMONOGRAMが初めて。48分の1のキットは、今ではTAMIYAのキットがあるが、それまでの30年近くはこのMONOGRAMのキットだけだったはずだ。 ドルニエ335のデータ(A-0)を見てみよう。
データを見るだけでもかなり大きな機体であることがわかるだろう。戦闘機ではなく攻撃機いわゆるヤーボとして設計されていたらしい。 ◆今回の制作の内容 1、一発整形のエンジン。 DO335の見せ所は、胴体部品といっしょに整形されたエンジン。機種と尾翼の直前にエンジンが1つずつあるが、両方とも胴体左部品に彫刻されたものだ。ようするにエンジンとしての部品分割はゼロ。究極の部品数削減。果たして塗装だけエンジンらしく見えるのか? 2、凸モールドにスミ入れ スミ入れといえば、凹モールドに施すのが普通だが、MONOGRAMのこの時期のすべてのキットのパネル境界線は凸モールド。わざわざ、凸モールドを全て削り落として凹モールドを彫りなおす兵も多いと聞くが、私にはそんな力量はないので、凸モードにスミ入れをする方法を考えた。以前、スカイレイダーでチャレンジしたが、今回もその方法でやってみた。 3、機種の選択 操縦席(キャノピー)が2基あるものと1機のものを選べるようになっている。エンジン2つの異形の飛行機にキャノピーを2つ付ければさらに異形性が高まること請け合い? 4、塗装 上面をブラックグリーン(クレオスのブラックグリーンに海軍濃緑色などを混ぜて彩度を上げた)とダークグリーン(TAMIYAのオリーブグリーンに黄色を混色)の迷彩とした。下面はクレオスのRLM65ライトブルーを使用。 5、キャノピー これまで、キャノピーは機体と別に塗装し、それぞを別に塗装したあとで、最後に接着していたが、今回はマスキングして機体内部色を吹いたあとで、機体に接着して、まとめて塗装を行った。接着部がなじむのでこの方がいいことが判明。 6、マーキングと黄色の塗装色 マーキングは、箱絵の黄色と赤の帯のものを選んだ。2座タイプでこのマーキングはなかったかもしれないが、ドイツ機にはこうした原色の帯がよく似合うと思う。 ◆総括 エンジンは下の写真を見ていただきたいが、適当に塗装するだけでかなりリアリティのあるものになったと思う。さすがMONOGRAMだ。カバーは両方とも開いた状態で接着。2座タイプもなかなか面白い。どっちが前だかわからないようなスタイルがさらに強調された(笑)?キャノピーの塗装、接着もなんとか問題なく進んだ。問題はマーキング、デカールがもろくなっているのを気づかず、国籍マークはほとんどオシャカになった。10のマークなどはかろうじて、メタルプライマーを塗ったりして割れを防いだ。国籍マークは他のキットのあまりストックから利用したので、特に翼上面と胴体側面のマークがオーバースケールになってしまった。ご勘弁願いたい。フィギュアは整備兵とパイロットの2体が入っている。そのうちに、TAMIYAのケッテンクラートなども作っていっしょに並べてみたいものだ。12月29日に、付属のケッテンクラートとフィギュアが完成。 |
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