F6F-5ヘルキャット(HASEGAWA 1/32)

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F6Fヘルキャットは第二次大戦の艦上戦闘機。ワイルドキャットを作ったグラマン社が、機体を大型化させて高出力のエンジンを載せたものなので、デザインはワイルドキャットを直線化したようなデザインでよく似ている。当初、ワイルドキャットの後継としては、ヘルキャットと同じP&W R-2800エンジンを搭載したチャンスボート社のコルセアが有力視されていたが、コルセアに様々な問題が生じたため、このヘルキャットが、ワイルドキャットの後継を務めることとなった。カタログ性能ではコルセアに多くの点で遅れをとっているだが、堅実な設計の結果、操縦、安定性、空母への発艦着艦の容易さなどがで、1943年後半以降、アメリカの空母の上に数多く配備された。持ち前のパワーと防弾性能、そして何よりも大量な生産台数で、日本機を圧倒したという。

全幅 全長 全備重量 エンジンパワー 最高速度
F6F5ヘルキャット 13.06m 10.24m 5643kg 2000馬力 603km/h
F4FU1Dコルセア 12.49m 10.16m 5461kg 2000馬力 671km/h
F4F4ワイルドキャット 11.58m 8.76m 3359kg 1200馬力 512km/h
零戦52型丙 11.00m 9.12m 3150kg 1100馬力 557km/h

 数値は、HASEGAWAの72分の1キットのインストや「アメリカ海軍機(文林堂)」、「万能機列伝(イカロス出版)」などによる。

 この表を見ると、ワイルドキャットと零戦がに比べて、ヘルキャットが2倍近いパワーを持っていたことがわかるだろう。

 ヘルキャットのプラモデルは、高校生くらいのときにエアフィックスの72分の1のキットを作ろうとしたにもかかわらず、ボディが曲がっていて、それを矯正しようとして、「バリッ」とやってしまったことがある。そんなわけでこのキットは完成しなかった。それがトラウマとなったのか、これまで(2005年)、ヘルキャットを作ったことがなく、今回が初めての完成作品となった。

 今回紹介するのは、HASEGAWAの32分の1キットで、おそらく1970年代の後半から現在まで30年近くも販売され続けてきたと思われる。32分の1のヘルキャットは私の知る限りでは、他社からは製品化されていない。

◆今回の制作の方針

1、忠実に素組み

 とにかくそのまま出来るだけ丁寧に作ろうと努めてみた。

2、前面シーブルーの塗装

 キットには、アメリカ海軍が2種類、イギリス海軍1種類のデカールが付属していたので、最もヘルキャットらしい、USSエセックス 第15空母航空群司令デヴィッド・マッキャンベル中佐の機体を再現することにした。マッキャンベル中佐はMinsiIIIで約20機を撃墜しているというとだ。ただし、機体の両側に撃墜マークを張っているのは間違いだと思う。

3、アンテナ線など

 アンテナ線のほか、ロッドアンテナや、胴体後部下面の識別灯などが省略されていたので自作してみた。

◆総括

 戦争を体験した日本人が一番良く知っているアメリカ飛行機の名前は、都市に対する無差別爆撃や原爆投下に使われたB29、そして、戦争終結前に、日本国内の上空に現れたグラマンではないだろうか。このグラマンの機種はいったいなんだろうか。おそらくこのヘルキャットあるいは、アベンジャー(グラマン社の艦上爆撃機)ではないだろうか。この2機は、胴体が太く、全体のイメージはそっくり。特にこちらに向かってくる機体を正面から見ると、とっさにはどちらか分からなかったのではないだろうか。えいがなどで、グラマンが道を歩いている日本人に向かって機銃掃射をするシーンがよくみかけるが、その時代を体験した日本人にとって、グラマンは、その恐怖を思い起こさせる存在なのだろう。

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複数アングル

外観。強い直射日光の下で撮影。マーキングの★マークの丸い紺色の部分は機体と同じ色だったので、切り取らなくてはいけなかったようだ。でも、これのほうがカッコイイとおもうんだけど。 側面。操縦席の両側に日本機の撃墜マークを張った。本当は片方だけなのだろうが、両方に張ったほうが、派手でいいかなと、、、。考証派の方はご注意ください。

こういう角度で見ると、飛びそうに見えませんか?。 太いエンジン。プロペラは、「ハミルトン。スタンダード・ハイドロマッチ3翅・プロペラ」と呼ばれるもの。

コクピットはインテリアグリーンで塗装。 コクピットの計器版のモールドはなかなかいい。

P&W R-2800エンジン。排気管がエンジンとうまく合わなかった。ちょっとだけパイピングを追加。プロペラとカウリングを外すとこうして見える。 太いタイヤ。機銃周りをちょっと汚しすぎたかな。

脚の引っ込み部や、フラップの塗装はインテリアグリーンにした。本当は機体色、ライトグラー、ジンクロのどれかだった化も知れない。 3つの識別灯は、Heyesの透明部品を使用。本当は出っ張ってはいけないのだろう。埋め込めば良かった(反省)。

翼には「コルト・M2ブローニング12.7mm機銃」が3丁。完成後も見られる。 陸の地獄猫(M18ヘルキャト)とツーショット。M18は35分の1ではあるが、F6Fの巨大さが良く分かる。

機体が完成したところ、32分の1のレンウォ−ルM47との大きさ比較。 外面の塗装をする前の段階。


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48分の1キットなら、これがおすすめ。

この本を読めばヘルキャットエースパイロットのことがよく分かる。

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