◆フィアット3000 1921年型

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外観から見た通りFT17にそっくりです。FT17をベースにして作られたイタリアの戦車です。第一次大戦中に軍からFIATに2000台が発注されたらしいのですが、戦争が終わったためオーダーは100台に変更されて1921年に納品されたようです。この1921年型は機関銃を2門積んでいますが、1930年型は37mm砲を搭載していたそうです。聞くところによると(映画監督の宮本拓さんからの情報です。いつもいろんな情報をいただいて助かってます)、この模型は当初イタリアの模型専門雑誌のオマケとして作られたそうですが、現在はイタリアのTAUROというメーカーが金型を引き取って発売しています。専門店でもなかなか見かけない珍しい製品ですね。では例によって制作方針を、、、。

◆今回の制作方針

1、さっと作ってしまう。

今回はほとんど手を入れないということにしました。HPで資料を探してみたところ、キットのインストに掲載されているのものと同じ図面と写真数点が見つかりましたが、それほど細部がわかるような写真ではなく、いったいどこに手をいれたらいいものやら、、。強いて言うと実物の写真と比べるとキットは機銃が太いようですが、別の種類の機銃なのかも知れません。結局、そのまま作ることにしました。しかし、大きな問題が一つありました。ベルト式のキャタピラが短かすぎるのです。1cmほど足りません。イタリアから日本に運ばれる途中で縮んでしまったのでしょうか? (なにボケとんじゃい)はいはい、そんなことはないですよね。原因は不明です。仕方がないので某戦車の余り部品のキャタピラを間に入れて銅線でつなぎました。ああ、手を入れないつもりだったのですが、こんな落とし穴があるとは、、、。しかし、われながらなんともおおざっぱな性格でしょう。後一つ、全く手を入れないのもさびしいので、愛敬(?)に車体後部の張り出しの部分に、FT17と同じように銅製の素材でできたチェーンを追加してみました。FT17のキットにはプラスチック素材の鎖がついていたのですが、どうもあれは鎖の輪の一つ一つが大きすぎるように思いましたので、今回は細かい鎖にしてみました。

2、迷彩を筆で塗ってみる。

塗装については、インストではDARK GREENの単色、DARK GREY-GREENの単色、3色迷彩の3種類の指示がありました。3色迷彩は、OCRE YELLOW、DRAK BROWN、DRARK GREENの3色ということですが、どんな色だかよく分かりません。グンゼの水性塗料のカーキー、ミドルストーンで地色をエアブラシしてから、、カーキグリーン、TAMIYAのハルレッドを使用して筆で迷彩を描きました。この3年ほど、車体の塗装はいつもエアブラシでやっていますが、インストにHARD EDGEと明記されていたので、筆塗りで境界をクッキリさせることにしました。型紙を作ってエアブラシという手もありますが、これでは「さっと作ってしまう」ことになりませんからね。最後にエナメルでさっとウェザリングを施したら筆ムラはほとんどわからなくなりました。すべての工程が10時間ほどで終わりました。

◆総括

この車両のように、全面リベット(ボルト)のものは、部品の隙間をパテで埋めて整形しようとすると、いったんリベットを削っておいて整形が終わってから付け直すといった作業が必要になりますが、時間もかかり非常に厄介な作業です。今回は車体や砲塔の部品はぴったりとは合いませんでしたが、上記のような修正はしていません。そのため合わせ目がピッタリとしていない部分があります。しかし、私はこの時代の戦車の場合は余り気になりません。なんか隙間なんて気にしないでいいじゃないかって感じです。気にすれば、上記のキャタピラ問題などはもう論外ということになりますしね、、、。今回は「さっと作ってしまう」ということで、模型の組立完成度はいまいちなのですが、完成品がコレクションに加わり、同類のFT17やT18などと大きさや形を比べることができたことで、とても満足しています。こういう楽しみ方ができるのも世界中のメーカーが同一スケールで発売してくれているおかげです。キットを同一スケールで発売しつづけている各メーカーに対する感謝の気持ちはより一層強くなりました。どうでしょう、一番下の3ショットは。

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各部写真

全体外観。TALERIのイタリア歩兵セットのフィギュアと並べてべてみた。FIAT3000の最後のいくつかは1943年にシチリアで撃破されたというから、こんな組み合わせもおかしくはないだろう。が、しかし。小さい戦車だなあ。 側面。やや小さいですが、全体のイメージはFT17にそっくり。3色迷彩が結構似合いますね。

かわいらしい感じの正面。キャタピラは軟質プラスチックのベルト式だが、色を塗ってやればそれなりに、、、。 後面。砲塔の後ろ側に扉があるのもFT17と同じ。排気管は左右別別に外部に出ている。

砲塔は9面体。機銃が2門搭載されている。実物の写真と比べると太いような気もするが、、、。 左後部拡大。塹壕越えのための「尻尾」がついている。2本の柱のようなものは何だろう。鎖はアクセントのために追加してみた。。

兄貴分のFT17とのツーショット。こうして並べてみるとソックリ加減がよくわかる。 左からT18FT17の、FIAT3000を並べてみた。当時は世界中でFT17のそっくりさんがたくさん作られたようだ。


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