T55・T54、T34に次いで3番目に生産台数の多さを誇るのがアメリカのシャーマン戦車。数多くのバリエーションがある中で、最初に量産が始まったのがこのM4A1だ。鋳造車体を使用しているので、車体が丸っこいのが外観的な特徴だ。M4A1は大きく2種類の分けられる。37.5口径の75mm砲を搭載したものと、52口径の76.2mm砲を装備したタイプだ。ここで紹介しているのは、75mm砲型。違いは砲身だけにとどまらず、76mm砲型では砲塔もより大型なものが採用され、車体も変更が見られる。35分の1のM4A1のキットは今回紹介するNICHIMOのキットが最初であったと思われる。75mm砲型だ。その後32分の1ではMONOGRAMのキットが発売された。76.2mm砲型では1980年ごろにITALERIから発売されている。その後、1990年代〜2000年代になってDRAGONからも75mm型と76mm砲型などが発売されている。今回紹介するNICHIMOのキットはシングルのモーターライズキットである。
◆35〜40年ほどの前のキットを素組み
現在、店頭で手に入るNICHIMOのシャーマンはモーターライズの機構をオミットしたディスプレイキットだが、運良く、ネットオークションで、古いオリジナルのモーターライズキットを手に入れた。2007年現在の最新のキットのレベルで見てしまうと、細部の表現や考証はいろいろと問題があると思えてしまうのだろうが、発売当時の感覚で丁寧に作ってみると、それなりに味わいがある、というか、なかなかの存在感なのだ。堂々とした風格があるし、高級感もただようのだ。そして、なによりも単三電池2本と260モーターで快適に走ってくれるのがとてもうれしい。 |