◆M4A3E2 ジャンボ(TAMIYA 1/35)

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第二次世界大戦で大量に使用されたM4シャーマンには、ご存知のように様々な形式がある。その中でもひときわユニークな存在がこのジャンボだ。シャーマンの用途は歩兵支援であったため、主砲も当時のドイツの突撃砲、パンサー、4号戦車などの長砲身の戦車砲に比べると、対戦車能力の劣る短砲身の75mm砲であったし、装甲も磐石なものではなかった。このため、強力なドイツ戦車を見つけた場合には、直接対決を避け、航空戦力やより強力な対戦車自走砲に応援を頼むのが普通であったらしい。しかし、ことはそううまくいかない。先に敵に見つかってしまったらドイツ戦車の砲撃にさらされるほかない。こうした状況の中で、歩兵支援の突撃任務には、防御力の高いシャーマン戦車が必要になったと思われる。ジャンボは普通のシャーマンであるM4A3の重装甲タイプで、TAMIYAのインストによると、車体の前面と側面に38mmの装甲板が貼り付けることによって、前面装甲は101m、側面は76mmとなり、砲塔は大型で152mmの装甲をもつ分厚いものと交換されていたという。砲盾に至っては178mmの装甲になったという。これだけの装甲があれば、ドイツ戦車の砲撃にもかなりの防護力を発揮したことだろう。このジャンボのキットは、1980年ごろに発売されていたM4A3のキットに、車体の装甲板と大型の新砲塔部品を追加して、1987年ごろに発売されたものだ。

◆再びテキトー・オッサンの作品が登場

一年ほど前に、「ノスタルジックプラ模型博覧会」を運営されているテキトー・オッサンご自身が製作されたスターリン戦車を紹介させていただいたが、再びオッサンからM4シャーマンジャンボの素晴らしい仕上がりの完成品をご提供いただいたので紹介させていただく。私が説明しなくても写真をご覧いただければこの作品の素晴らしさはわかっていただけるはずだ。明るめのオリーブドラブ塗装、さりげない錆の表現、激しい砲弾の跡、足回りの泥や汚れの表現など、オッサンの心を込めた、ジャンボを楽しんでいただきたい。テキトー・オッサンにはこの場をお借りして、改めて御礼を申し上げます。

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複数アングル

外観。車体の装甲板が厚くなり、砲塔が大型化することで、ずいぶん重厚なイメージとなった。 側面。装甲板に砲弾の着弾跡の工作がリアル。足回りの乾いた泥の表現もいいかんじ。

前面。170mm以上の装甲を誇るいかつい砲盾。キャタピラは重量増による接地圧の上昇を避けるため、使用されたダックビル付きのものが製品にも付属していた。 後部。たくさんの装備品を載せている。オッサンオリジナルの荷物などもあって雰囲気満点。

たくましい、後部からの撮影アングル。 10発ほどの砲弾が当たっている様子を再現。

ジャンボではライトやサイレンは外され、装甲板が追加されている。左前には砲弾を跳ね返したような大きな砲弾傷が表現されている。なかなかリアル 足回りの泥、キャタピラのさびた部分、地面にこすれて光る部分のコントラストがリアルだ。


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