
M56は1950年代に開発された、自走対戦車兵器である。空輸を想定して作られているので軽量化がはかられ、主砲はむき出し。M41やM48などの同時代の戦車に比べると小型であるが、パットン系列と同じ90mm砲を積んでいる。M56のキットはこのREVELLの40分の1の製品が1950〜1960年代に発売されたものの、その後は新しく製品化されていない。私の購入したパッケージには1967年とプリントされているが、これが初版の日付なのか、このパッケージの再販日付なのかは分からない。とにかく旧いキットだがなかなか出来がいいのでとにかく素組みで作って見ることにした。 ◆今回の制作方針 1、重りでキャタの浮き上がりを防止 古いキットであるが、これまで作った、REVELLの同40分の1のAFVシリーズのM35トラックや、T34と比べて、より繊細であり、部品の合いもよい、もしかしたら、以上の2つより発売された時期がだいぶ後なのかもしれない。最小限の部品数でうまく実車のイメージを再現した味のあるキットだと思う。こういうトラディッシュナルなキットは、そのまま丁寧に作るのがいちばん。とにかく素組みに挑戦。問題はキャタピラだけ、車体が軽いのでキャタピラの弾力に負けて車体が浮き上がってしまう。車体につり用の重りを入れて浮き上がりを抑えることにした。その結果、重量も重くなり、持ったときの質感が向上した。2004年に発売されたTAMIYAの48分の1キットはシャーシが金属製だが、それもこの高価を狙ったものかもしれない。 2、キャタピラの塗装にバンパー用のプライマーを使用 ポリのキャタピラなので塗料がのりにくい。そこで、車のバンパー用のプライマーを使って下地に吹き、その上からTAMIYAアクリルカラーで塗装した。塗料の食い付きが非常によくなり、しっかり色が塗れた。 3、フィギュア T34やM35トラックもそうだったが、このシリーズのフィギュアは一発抜きながら、動きのある生き生きとしたフィギュアたちだ。難しいを思われるヘルメットの形状もなかなかよい。一部に押し出しピンのあとや引けがあるがそれらはパテで簡単になおせるのでさほど問題ではないと思う。 4、デカールで大失敗 デカールが古くなっていたので、マークソフターやマークセッターを使って、慎重に作業をしたつもりだったが、何箇所かがバラバラになってしまいった。残念。フェンダー左右と防弾板の白い星は、TAMIYAの別のキットから流用した。 ◆総括 M56はこのキット以外は、組み立てキットが発売されていない珍しい車輌である。キットは40〜50年前の旧いものであるにもかかわらず、部品の合いもよく、キャタピラ以外は何の問題もなく組み上がった。塗装は自作OD色。消火器を赤、砲弾の薬きょうを真ちゅう色、シートをオリーブグリーンなどで塗り分けた。OD色単色の車輌は、こうした細かい部分の色が単調さを避けるよいアクセントになるようだ。 |
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| 外観。とても40年〜50年も前にに発売されたキットとは思えない出来。 | 側面。そのままではキャタピラの弾力で車体が浮き上がってしまうので、車体に重りを入れた。 |
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| 前面。ほとんど乗員を守るものがない。文字通り「走る砲」だ。 | 後部。砲弾の真ちゅう色(実際の色は違うかもしれない)と消火器の赤がアクセントになっている。 |
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| 砲身を固定するマウントは稼動するので、完成後もセットした状態とはずした状態を切り替えることができす。 | 砲身の左側に運転席が、右側に射撃手が乗る。 |
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| 後ろの兵は、90mm砲弾を装填しようとしている。 | 90mm砲の巨大な砲身ダンパーがむき出しになっている。 |
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| REVELLの40分の1シリーズのT34やM35トラックと記念撮影。 |
1/2トントラック)を集めて撮影。 |
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| 組み立てが終わった状態。 | 基本塗装が終わった状態。この後にウェザリングやドライブラシを行った。 |
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