◆M923A1 5トントラック

(ITALERI)

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AFV模型というと主人公は戦車や装甲車ということになろうが、1980年代以降はトラックの模型も各社からたくさん発売されている。インジェクションキットでトラックをもっともたくさん発売しているメーカーといえば、ITALERIではないだろうか。社名がITALAERIであった1970年代から、ドイツのオペルブリッツ、ロシアのカチューシャロケット砲を装備したトラック、アメリカのGMC2+1/2トン(CCKW353)、などが発売されていた。今回紹介するM923A1はアメリカの現用5トントラックである。5トンというと、それほど大きくないと思われるかもしれないが、このトラックの5トンというのはオフロードで5トンを積載しても十二分に行動性能があるとものなので、日ごろ見かけるトラックのレベルで考えると10トン車程度のパワーはあるわけだ。少なくとも大型バスを想像すればいいのではないか。トラックを多数手がけてきたITALERだけのことはあって、よく出来たキットだが、1つ弱点がある。BIGFOOTと称するにもかかわらず、キットのタイヤは少々小さく、タイヤパターンも実物とはえらく違っていることだ。その解消策としてはいちばん早いのは、ガレージキットメーカーから発売されているレジンキャストのタイヤを使うことだ。今回は運良くそれが手に入ったので、使ってみることにした。さて、出来上がりはいかに。

今回の制作の流れ

1、タイヤ以外は素組み

 特に改造などはせず、インストのとおりに組み立てることにした。タイヤはTAC SCALE DYNAMICSというアメリカのメーカーのものを使用。このITALERIキット用のオプション製品だ。前後6本+リアタイヤの7本セット。2500円もしたので、実はトラック本体より高い(笑)。

2、シャーシのゆがみの矯正

 ITALERIのキットは、多くの場合、TAMIYAなどの製品に比べて部品が薄くプラスチックの材質がやわらかい。またパッケージの紙質が薄いため、部品のゆがみが出やすいという欠点がある。ソフトスキン車両の場合は特にこの危険度が高い。しかし、繊細さがリアルに再現されているのだから文句はいえない。両刃の剣なのだ。TAMIYAのトラックキットはたいてい、シャーシのラダーフレームが最初から梯子上になった部品として用意されているが、ITALERIの場合はたいてい2本の棒と複数の桁でラダーフレームを組んでいくものが多く、このキットもそうだった。2本の棒が少し曲がっていたので、指で少しずつ曲げて矯正を行った。折れないよう注意したのだが、力が入りすぎて折れてしまい、なんとか補修したが、結局、ラダーフレームが少しねじれてしまった。ラダーフレームがねじれると、その上の車体をキッチリ乗せるのが難しくなる。また6本のタイヤがぴたっと接地しなくなるという問題も生じるわけだ。だましだまし、調整したが、結局ボンネットが少し斜めになってしまった。残念だが仕方がない。レジンのタイヤは瞬着でくっつけたが、6輪のタイヤはなんとかすべて接地させることができた。

3、塗装

 インストでは、サウジアラビア駐留米軍の明るめの迷彩と、ドイツ駐留米軍のオリーブグリーンの単色迷彩の2種を選ぶようになっていたが、NATO3色の迷彩とし、マーキングは後者のドイツ駐留米軍のデカールを使用した。単に好みの問題であって考証した結果ではない。

4、最後の落とし穴

 ウェザリングを行って仕上げのつや消しスプレイーを吹いたあとウインドウのクリヤ部品やライトを取り付けたり、リアライト、荷台両側のオレンジの反射板などを塗装した。透明部品の接着はTAMIYAのアクリルカラーのクリアを使ったらとてもきれいに出来た(自画自賛です。もう、しょうがないなあ。)。その後、ウインドウが余りにきれい過ぎるので、ウェザリングを行おうと、ウオッシング用のぺトロールとTAMIYAエナメルのシンナーを混ぜたものを塗ったところ、透明部品の表面が少々解けてしまい、すりガラスのようになってしまった。最後の最後での失敗でとてもショックだった。しょうがないので、ウインドウをいったんはずし、透明部品をコンパウンドで磨いて、その後またはめ直したが、中々うまくはめられず、そのうちに車体キャビンから突き出しているオレンジの表示灯のポールを折ってしまうという失敗をやってしまった。

◆総括

 まあ、とにかく、今回はいろいろと失敗をしてしまって、残念だったが、まあ、それなりに迫力のあるビッグフットが完成したので、まあよしとしよう。うううむ、まだまだ、修行が足りんですね。

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複数アングル

外観。こういうアングルで撮影すると本物に見えなくもない? 側面。とてつもなく大きなタイヤだが車体が大きいのでキットとしてのバランはなかなかいい。

前面。バンパーとボンネットがまっすぐにならなかった。ああ、トラックは難しい。バンパーをぶつけたってことでお許しを! 後部。リアライトは最後にエナメルで塗装。

オレンジの回転灯(?)が現用ぽい。。 荷台の後ろの扉は開閉できる。

機関銃を撃つときには幌をはずさないといけないのだろう。 第二次大戦の2+1/2トンCCKW353とのツーショット。こんなに大きいのだ。

ハンヴィーのアンビュランスとツーショット。 シャーシが完成。レジンキャストのタイヤがまぶしい(?)

上ものを載せて組み立て完了。 ITALERIのトラック勢ぞろい。左からダッジのWC63オペルブリッツ、CCKW353、カチューシャ搭載トラック、M923A1。


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ここで紹介しているキットそのものです

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