マーダー3M型(TAMIYA 1/35)

◆新作紹介にもどる


チェコスロバキア製の38t戦車の車体を使って様々な車輌が作られたが、対戦車自走砲のマーダーが有名3が有名だ。最初のマーダー3は、鹵獲したロシアの76.2mm砲を搭載したものが製造された。その次に自国ドイツの75mm対戦車砲PAK40を搭載したタイプが作られた。今回紹介するM型は、PAK40を搭載したもののうち、エンジンを車体の中央に移動し、戦闘室を広くとったタイプだ。映画の「プライベートライアン」にも登場している。マーダー3シリーズの中で、一番最後に作られただけあって、様々な改良が施された最高のマーダー3だっただろう。マーダー3のキットで最初に発売されたのは、1970年代前半にITALERIから発売されたマーダー3H型である。その後、30年近くたって、ようやく、TAMIYAから、マーダー3(r)、マーダー3M型があいついで発売された。マーダーには実はもう一種類別の系列のものがある。マーダー2型と呼ばれるものだ。これは2号戦車の車体を流用したもので、TAMIYAから1975年ごろに、実車と同様に2号戦車のF/G型の車体部品を利用して製品化された。このタイプは2006年にDRAGONから完全金型のキットが発売されている。また、2号戦車D型の車体を利用したマーダー2(r)は1990年代にALANが製品化している。(r)の記号からわかるように、これはロシアの76.2mm砲を載せたものだ。マーダー2もマーダー3と同様に、最初はロシアの対戦車砲が使用されてということだ。

◆今回の制作の方針

1、素組みで作る。

 TAMIYAの最近のキット中でも、非常にデキがいいと評判のキットを素組みで作って見た。

2、塗装

 グンゼの水性カラーのミドルストーンに白とタン色を少し混ぜ、少々オレンジ色が買ったダークイエローを作ってベース色とした。迷彩色は、インストの例にある、外側が茶色、内側が緑色の三角形の迷彩斑点とした。ドイツの3色迷彩はかなりの数を試しているが、この迷彩は初めてで楽しく作業が行えた。

3、改造箇所

 特に改造箇所はなし。

◆総括

 自走砲の魅力はなんといっても、メカがむき出しの主砲と戦闘室。このキットはこの見せ場を完璧に再現してくれている。さすが、TAMIYA。久しぶりにTAMIYAの新しいキットを作ったが、部品の精細さ、合いはやはり世界一。マフラーカバーがエッチングで用意されているのもうれしい。他社のキットも年々レベルがあがっているが、やはり、TAMIYAは常に先を行っている感じがする。しかも、今回、マーダー3のなかで、今まで製品化が行われていなかったM型を発売してくれたのがうれしい、これで、全てのマーダーシリーズがキット化されたということになったわけだ。マーダー3(r)はまだ作っていないが、是非、チャレンジしたい。 

クリックで写真が大きくなります。ミリタリモデル図鑑へ

複数アングル

外観。薄い装甲版をパタパタと張り合わせたようなイメージ。リベットの表現もなかなか素晴らしい。 側面。戦闘室が後部に配置されているのがよくわかる。

PAK40の砲盾が曲面になっているのが印象的。 後部のマフラーカバーはエッチングパーツで再現されている。

戦闘室にはぎっしりと部品が詰まっている。 PAK40の再現は最高。これをベースに新金型のPAK40を発売してもらいたいものだ。

キャタピラは、ベルト式だがそのまま塗装もでき、転輪にフィットする素材だ。 約30年前に発売されているマーダー2とのツーショット。マーダー3Mにも1体フィギュアが付属していたが、まだ、完成していない。

ITALERIのマーダー3H型とのツーショット。ベースの車体と主砲が同じでも、こんなに形がちがう。 右後ろにあるのは、ALANのマーダー2(r)。4台のマーダーが揃い踏み。


ホームに戻る

マーダー3 初期型ならこれがおすすめ。


ご注意:このホームページに収録されている写真、文章などを、TM FACTORY主催者あるいは各著作権者に無断で転載あるいはコピーすることはできません。なお、リンクはご自由にしていただいてかまいません。