◆攻撃輸送艦 モントローゼ(REVELL 1/375)

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モントローゼは、米国の攻撃輸送艦の1タイプであるアレナック級の一隻。攻撃輸送艦は上陸艇の輸送と上陸をサポートする船だ。第二次世界大戦では連合軍は敵占領地域への上陸作戦にこのタイプの輸送艦を数多く使用した。今回紹介するモントローゼは、1945年に慶良間諸島、沖縄本島への上陸作戦に使用されたという。

◆このキットの由来

 パッケージはドイツREVELLの2004年発売のキットだが、船底に1956年とモールドされていた。REVELLの歴史資料本によると、モントローゼの初版は1960年で、1956年に発売されたランドールの箱換え再販だったとのこと。1956年に封切られた「Away All Boats」には、ランドールの実物が主役となり、REVELLの船舶のキットが特撮に使用されたとも書いてあった。このキットは、モントローゼとランドールの両方のデカールが用意されているので、どちらかを選んで作ることが可能だ。

◆製作手順

 前述したように50年前のキットとは思えないほど、モールドはしっかりしている。購入して部品を見たとき、こんなしっかりした製品がすでに50年前に発売されていたこと、そして、おそらく金型がしっかりしているためだろう、部品にほとんどバリがないのにも驚いた。とにかく、50年前にこのキットを世に出した人々に敬意を表したい。

1、組み立ての前に部品のランナーからの切り出しと整形を入念に行った。このキットの唯一といってもいい欠点は、甲板上の押し出しピンの跡が、たくさんあることだ。完成後に上陸艇の下になって見えないもの以外は全て整形、凸のものは削り、凹のものはパテで埋める。この作業だけで、5〜6時間程かかった。他の部品は、若干のバリとパーティングラインを削った。一部の棒状の部品で押し出しピン跡による欠けがあったので、パテで修正。

2、甲板は暗いグレー、突起物は明るめのグレーに塗装するように指示があった。前に作った駆逐艦サリバンズと同じだ。違うのは、船体も暗いグレーであること。これまで艦艇を作った際には、甲板の色を先にエアブラシで塗装し、突起物を明るいグレーで筆塗りしていたが、今回は別の方法にチャレンジしてみた。明るいグレーをエアブラシで塗り、その後、突起物を残しながら甲板の部分をエナメル系の極うすい塗料で何度も重ねて塗っていきしだいに暗くしていくと方法だ。結果はそこそこ予想したようにはなったが、案外手間は今までの方法と変わらなかった。新しい方法は省力の意味もあったが、それについてはあまり意味がなかった。

3、全体の組み立てが終わったあと、張り線を行った。キットには糸が入っているが、これを張るのは私の力量では難しいので、0.3mmの真ちゅう線を使った。クレーンの線も含めて40本ほどを張った。真ちゅう線にはメタルプライマーを塗ってからアクリルカラーで塗装した。

4、マーキングはモントローゼのものを使用した。ドイツREVELLの製品ラインナップは、最新キットに混じって、数多くのREVELLやモノグラムの古いキットが、含まれているが、インストとデカールは、新たに製造された高品質のものが付いていてとても好感が持てる。今回のキットも、上質のデカール、紙製の旗、張り線用の糸と丁寧なパッケージングがされていた。

◆総括

 完成するとなかなかの精密感なのだが、元の部品は下の写真をご覧になればわかるように想像以上に少ない。よくこれで済んだものだと思う。部品点数を可能な限り押さえて、リアリティを追求するのがプラモデル本来の行き方だということを証明したような素晴らしい製品だと思う。ただし、プローションなどは実物の船の写真などと検証したわけではないのでよくわからない。

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複数アングル

外観。やはり輸送船のプロポーションは、戦闘用の艦艇とは違う。 マストとクレーンがたくさん。

船首。 船尾。

22隻の上陸艇を積載している。 輸送船といえども軍艦なので、機関銃や軽機関砲は積んでいる。

船首の拡大。 船尾の拡大。上陸艇はインストでライトオリーブの指定があった。救命ボートも載っている。

船体の中央のブリッジと煙突。上陸艇にも母船の番号が付いている。 Pa212はモントローゼ。Pa224はモンドール。

奥にあるのは、REVELL製のフレッチャー艦のザ・サリバンズ(1/301) ちょっと、仮に組んで見ました。

仮組みをしたところ、手前はTAMIYAのフレッチャー(1/350

分の1)

0.3mm真ちゅう線を張っているところ。

2004年製造のドイツREVELLパッケージ。インスト、デカール、などなど、、。 部品はこれだけ。よくこれであの精密感が実現できるものだ。


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