
ハンティングパンサーという名称は、ドイツ語の「ヤークトパンター」の英語での置き換えである。NICHIMOの同じシリーズはすべて英語名なのでこの戦車にもハンティングパンサーと英名をつけたのだろう。連合軍がハンティングパンサーと呼んでいたとかどうかはよく知らない。NICHIMOの造語かもしれない。話を元に戻すと、ヤークトパンターはパンター(パンサー)の駆逐戦車型という意味で、パンターの車体を利用して、タイガー2と同じ88mm砲を搭載した駆逐戦車。第二次世界大戦で最も成功した駆逐戦車といわれている。1960年代末に発売されたTAMIYAのヤークトパンターのキットには、「ロンメル」という名前がつけられていた。この名前はTAMIYAが独自につけたもので、実際にこの駆逐戦車が当時ロンメルと呼ばれたということはない。だが、いまだに、この戦車のことをロンメルと呼ぶ古参模型ファンも多い。偉大なロンメル将軍のイメージと重なって、この名前が定着したようだ。当時からロンメル戦車は子供達に人気があった。砲塔がなく斜めの平面で構成されたSFチック、あるいはアニメチックなデザインがうけたのだろう。TAMIYAのロンメルは1972年に作った。モーターライズキットである。それ以来、ヤクトパンターのキットは、このNCHIMO、ITALERI、GUNZE、DRAGONなどから次々に発売されてきたが、私はなぜかこの人気戦車については、1972年ごろにTAMIYAの「ロンメル」を作って以来、今回のNICHIMOのキットまで作らなかったのだ。どうしてだろう。TAMIYAのモーターライズキット(1975年にMMにも編入)は、横幅が実際より幅広で、実車と少しイメージが違う気がする。それに比べて、このNICHIMOのキットはTAMIYAのキットの7、8年後に発売されただけあって、サイズは正確で、ヤクトパンターの腰高でかっちりとした印象を良く捉えていると思う。 ◆今回の制作方針 1、とにかく素組みして走らせる。 1970年代中ごろ発売のシングルモーターライズキットなので、そのまま組んで走らせることにした。しかし、なにせ完全に30年前のパッケージのため、ギヤボックスのドライブスプロケットをはめる六角ナットが割れていた。走らせるのは無理かとあきらめかけたが、瞬間接着剤を使ってなんとか復活させ、なんとか走らせられるようになった。 2、緑がベースの迷彩塗装。 この戦車が使用された大戦末期を想定して、ツインメリットコーティングなしで、グリーンベースの3色迷彩とした。 3、モノグラム似のフィギュアたち NICHIMOの戦車キットに付属しているフィギュアはMONOGRAMの32分の1のドイツ戦車に付属しているフィギュアにそっくりだ。MONOGRAMのフィギュアを参考にして作ったのだろう。このキットについていたフィギュアは、MONOGRAMの4号突撃砲のもがなくなっているので、いずれそれに使うつもりでいたので、今回はNICHIMOのハンティングタイガーと他のキット(おそらくエレファント)に付属していたものを使うことにした。 4、キャタピラの塗装 キャタピラの素材はポリなので、プラモデル用の塗料は、塗りにくいし、塗れたとしてもとてもはげやすい。そこで、車のバンパー用のプライマーを吹いてから、塗料を塗るようにした。塗料が付着しやすく、はげにくくなったので、走らせても色が落ちる心配はない。 ◆総括 NICHIMOの戦車キットに共通する特徴は、力強さ、たくましさということではないだろうか、砲身などは実際より太くできているし、全体にごつい感じがする。この雰囲気がきらいな方もいらっしゃるだろうが、私は戦車らしくていいと思う。モーターライズキットなので、キャタピラが浮き上がっているのが残念だが、走らせているときは、キャタが動いているので気にならないということで、ご勘弁願いたい。そういえば、デカールの鉄十字も本物よりやや大きめだが、キットのオリジナリティを尊重してそのまま使用した。 |
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