◆オソリオ

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世界中のプラモデルメーカーから、これまでに実在した世界中の戦車や装甲車の模型がたくさん発売されているが、ご存知のように日本では第二次大戦のドイツ戦車がよく売れている。特にタイガー1型は、昔から「戦車模型のナガシマ」とまでいわれた(?)ほどの定番模型だった。私もタイガー1型は好きな戦車の一つで、初期型、中期型、フェルディナンド、、、といろいろ作ってきたし、次は極初期型を作ろうなどと思っている、、、。しかし、タイガー1の各型を作り比べるのは楽しいが、これまで作ったことのない新しいアイテムを作るのはもっと楽しい。なにより組み立てや塗装や実物の知識がみんな新鮮だからだ。バラバラの部品を組み立てながら、転輪の数は何個だとか、サスペンションはどんな風か、砲塔は複合装甲で、主砲は105mm砲で、などといろいろなことがわかってくる。実物を想像しながら、同時に完成品を思い浮かべる。組立と塗装が終るころには、その戦車の概要がつかめてくる。やはり新アイテムは楽しい。ここ数年、旧ソ連や東欧の国々、台湾、韓国、中国などのメーカーが、あっと驚くようなアイテムをどんどん発売してくれるので、ありがたい限りだ。今回の新作は、なんとTRUMPETERのオソリオ。まえからほしかったものだが、半月ほど前のオフ会である方からいただいたものだ。いやあ、楽しませていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

◆今回の制作の方針

1、TRUMPETERのオソリオを楽しく作る

TRUMPETERの製品はこれで3つめだ。当初の製品はおもちゃっぽいとか、精密感が足りないないとか、他社を参考にし過ぎだとかいわれてきたメーカーだが、私にとってはとても魅力がある。まず、新しいこれまで製品化されなかったアイテムを発売してくれること。そして、おもちゃっぽいパッケージが、子どものころの記憶を刺激する。さらに製品の出来は製品の発表ごとに非常によくなってきており、スケールモデルとして十分な内容である。M1エイブラムスあたりは、各社の製品の中でもトップクラスのようだ。さて、オソリオは、ちょうどAM誌エクストラ3号で特集していたので、参考にしようと記事を読み返した。しかし、さすがプロのモデラーだ。素人の私には真似の出来ないほどの改造の数々。はたと考え込んだ結果、出来るだけ本体には手を入れないで、装備品や塗装で楽しく作ろうと決めた。このオソリオ、ブラジル国内用と輸出用の2タイプが発表されたようだが、輸入した国もないようだし、国内で使われているかどうかも不明だということ。ということでなんでもありのフィクションでいくことにした。

2、装備品、人形、そして国旗の追加。塗装もフィクション。

なんでもありということではあるが、それなりの存在感は持たせたい。組み立ててみたが、なにかのっぺりした印象で精密感が足りない。バッグ類、寝袋、毛布、予備転輪、などを他キットのものから流用して、砲塔のまわりに付けた。工具がレオパルトのものが使われているということなので、TAMIYAのマルダーのバッグを多用した。塗装はNATO3色の彩度を上げたような色に、TAMIYAのデッキタン色と旧グンゼのミドルストーンの2色を追加して、謎の5色の迷彩とした。なさそうでありそうな迷彩になったのではないだろうか。人形は、ブラジル軍の戦車兵の服装がわからないので、半袖、米軍の旧型ヘルメットということに決め、TAMIYAのイギリス兵の体とバーリンデンの米軍のスペアヘッドを使用した。制服の色もよく分からないので、いっそのことサッカーブラジル代表のユニフォームカラーの黄色とした。半ズボンは紺色にしたが、下半身は戦車の中に入っているので見えない。ヘルメットはグリーンにした。フィクションの総まとめはブラジルの国旗。インクジェットプリンタで印刷し、戦車長に持たせてみた。

◆総括

妙に派手な戦車になってしまった。これをご覧になった方はどのように思われるだろう。私は、けっこう気に入ってしまった。ブラジルのリオデジャネイロの空港や、アマゾンのジャングルに、こんなオソリオがいるような気がしてきませんか? 考証や精密さに比重が大きくかかってきている最近の戦車模型の世界ですが、元来、プラモは遊びですから、こういったフィクションで遊ぶのも本当に楽しいですね。

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複数アングル

外観。大きさはレオパルド1程度。形も似ている。ブラジルの国旗がカッコイイ。 側面。リュックやワイヤーはTAMIYAのマルダーから転用。

前面。ヘッドライトは、格納式らしいので、取り付けなかった。サイドクミラーが目立つ。 後部。ジェリカンの片方には布バケツを付けた。

シンプルだがなかなかカッコイイデザイン。迷彩はこんな風だが、なんかありそうでは? バスケットの中や周りに色々積み込んでみた。


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