
“PANTHER”をドイツ語読みすると「パンター」となるので、最近は模型業界でも「パンター」と呼ばれることが多いが、このHPでは、従来の慣習のままパンサーと表現することにする。パンサー戦車には、D、A、Gの3つの方がある。今回紹介するF型は、実際には試作車輌が1台作られたという記録があるが、量産されることもなく、したがって戦闘に参加した記録もない。それまでのパンサーとの違いは、「シュマールトゥルム(小砲塔)」と呼ばれる小型の砲塔が採用されることになっていたことだ。この小型砲塔は、重量を増やさないで装甲厚を増大させており、砲盾の形もタイガー2のヘンシェル砲塔に類似したタイプになっている。砲塔は2つ試作されたといわれており、そのうち1つがイギリスのボービントン博物館にスクラップとして保存されているということだ。 ◆このキットについて 1990年代に発売されたドラゴンのキット。車体はイタレリのパンサーG型のものが流用されている。2007年にサイバーホビー社から、パンターF型の新製品が発売された。このキットはドラゴン、スマートキットのパンターG後期型の車体部品と新しく設計された砲塔をセットしたものだ。最近、この新しいパンターF型のキットの作例などが、模型雑誌2誌で紹介されたので、以前から購入していたこのドラゴンの古いキットにチャレンジしてみることにした。 ◆製作手順 キャタピラをTAMIYAのベルト式に交換した以外は、キットをそのまま素組みした。スプロケットのギヤとキャタピラもぴったり合った。 ◆塗装 インストでは、レッドブラウン、ミドルストーン、カーキグリーンの三色迷彩が指定してあったが、実際に存在した車輌ではないので、ダークグリーン系ベースにダークイエロー帯の迷彩とした。大戦の末期はダークグリーンベースの車輌が多かったことと、塗料が欠乏していたことなどを想定してこの迷彩としてみた。車体の番号(652)も何の根拠もない。今回、基本塗装はアクリル塗料、フィルタリングはエナメル塗料で行った。ドライブラシはこれまではずーっとエナメルで施してきたが、今回はアクリル塗料でやってみた。水で薄めて使えるし、乾きにくいので、ドライブラシはやりやすかった。今後もこの手を使おうかと思っている。 |
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