◆sIG33 重歩兵砲

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ドイツ陸軍の歩兵部隊が装備した強力な150mm砲である。88mm高射砲/対戦車砲のような派手さはないが、歩兵にとっては力強い味方であったはずだ。キットは2001年にロシアのALAN社から発売されたもので、どっしりとした重量感が漂うすばらしいキットだ。地味なキットではあるが、なかなか魅力的なアイテムである。

◆今回の制作方針

1、パンツァーグレイの単調さの克服

キットは基本的に問題はない。部品には多少のヒケがあるので、これを修正するとぐっとよくなる。問題は塗装だ。大戦初期のパンツァーグレイ単一塗装にすることにしたが、グレイは無彩色なので、どうしても、単調になってしまう。今回の最大のポイントはこの単調さの克服だ。最初、TAMIYAのジャーマングレーを元に暗めのグレイ、中間的なもの、明るいものの3つを調合し、暗いもので隅を、全体を中間色で、最後に明るい色を塗った。その後で、エナメルでウェザリングをして、再び明るめのグレイでドライブラシしたが、グレイの単調さは解消できなかった。そこで、茶、緑、カーキ色などを薄め液で溶いて何度もエアブラシしてみた。複数の色の層を薄くかぶせて全体としてグレイになるようにしてみた。最後は、エナメルのバフでドライブラシ。結果はご覧の通りで、深みのあるグレイになったように思うがいかがでしょう。

2、砲弾と弾薬を砲の傍らに置く

砲には砲弾が付き物だ。この歩兵砲は砲弾と弾薬を別々に装填するタイプで、射撃のときには、砲の周りに砲弾と弾薬が露出することになる。キットにも砲弾と弾薬が付属している。これを砲の周りに配置すると雰囲気が出るのだが、それにはジオラマづくりが必要になる。ジオラマ作りはほとんどやったことがないので、自信もないし時間もない、どうしたらいいか悩んだあげく、砲弾を置いたシートを砲の近くに広げて写真を撮ることにした。地面にそのまま置くことはありえないだろうし、シートがなにかを語ってくれるかもしれないと思った。TAMIYAから発売されている「ドイツ陸軍迷彩シート」を切って使用した。プレインツリーパターンと呼ばれるものだ。しかし、この迷彩シートは大戦初期にも使用されたのだろうか? 細かいことは言いっこなしでお願いします。そう言えば、このキットには砲弾のほかにロケット弾も2つついていた。このロケット弾を使うなら大戦後期のダークイエロー迷彩のほうが似合うだろう。

◆総括

sIG33は砲身も短く地味な兵器であるが、その反面、妙に存在感がある。砲身の短い砲もなかなか味がある。写真撮影時には砲だけでは間が持たなさそうなので、砲弾と弾薬を迷彩シートに載せたりしてみたが、それなりに雰囲気が感じられて面白かった。装甲板の前に取り付けられた赤白の棒がアクセントになったようだ。下段のsIG33装備の自走砲との3ショットは、模型ならではの面白さだ。あと1号戦車の自走砲と3号のsIG33搭載を並べてみたいものだ。

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各部写真

ほぼ正面。装甲板にはスコップとツルハシが掛かっている。 全体外観。大八車のような車輪と短い砲身が特徴。距離計測用の赤白の棒がいいアクセントになっている。

砲弾と弾薬ケースを迷彩シートの上に並べてみた。TAMIYAの「ドイツ陸軍迷彩シート」を使用。 少し向きを変えたショット。日が陰ってピントが外れたっ。

斜め後ろ。38kgの砲弾を飛ばすには、こんなに頑丈な基部が必要なのだろう。 sIG33を搭載するグリーレバイソン2との3ショット。


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