◆3号突撃砲A型

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第二次世界大戦初頭のドイツの秘密兵器ともいえるのが3号突撃砲だ。この突撃砲は歩兵支援の自走砲として開発が始まり、開発中であった3号戦車B型の車台をベースにし、固定砲塔に24口径の75mm砲を載せた。バルバロッサ作戦では、歩兵部隊と行動を共にした。このキットはDRAGONの1/35モデルで、1941年のバルバロッサ作戦時のミヒャエル・ヴィットマンの搭乗車を再現したもの。ビットマンの戦記を描いた小林源文氏の「鋼鉄の死神」というコミックでは、ヴィットマンはCもしくはD型に搭乗している。どちらが正しいのだろう。この製品にはビットマンと思われる人形1体が付属している。なお、製品のできは、以前に作ったDRAGONの3号H型潜水戦車と比較して、随所に改良が見られる。とくに、キャタピラの幅がH型とはちがうため、すべてホイール類が別の部品であったが、これらのモールドが格段にキレイになっていた。キャタピラは、裏側のセンターの突起が実物通り中抜けになっていたことだ。これは非常にいい。また空気取り入れ口の網がエッチングパーツで再現されている。組立する上で面倒だったのは、B型と部品を共用しているためか、戦闘室の天井板を繰り抜いて正しい部品をはめ込むとか、余計な突起や穴を削除したり補填したりと、基本工作の部分で細かい作業が必要であったことだ。また、砲身の基部の部分や、ヴィットマン人形の腕に大きなヒケがあったのでパテで直す必要があった。この3号突撃砲の初期タイプは非常にユニークな形状なので、人気が高いと思うが、1972年にTAMIYAで発売された3号突撃砲G型の発売以来、およそ20年間もこの初期型は発売されなかったのは不思議である。

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各部写真

全体外観。まるで亀のような形。短砲身の75mm砲が亀の頭のようだ。 右側面。トーションバーのサスペンション。組立式のキャタピラで弛んだ状態を再現。

正面。正面の装甲は50mm。一見砲塔がないように見えるくらい全高が低い。 後面。左右のフェンダーの上に箱が載っている。

左後部。車体後部がエンジンルーム。 右後部拡大。アイドラーホイールの形状がよくわかる。

左前部。24口径75mm砲。歩兵支援用の榴弾砲。左右のライトには覆いかぶさっている。 車長用のハッチから、ヴィットマンが指揮をとる。

車体前部左側にある、直視式照準器がA/B型の特徴。 スプロケットホイールの形状がよくわかる。以前のDRAGONの3号系列のキャタピラより精度が上がっている、キャタピラ内側のセンターの仕切りが中抜けになって非常にリアルになった。

右のフェンダーには、ジャッキやワイヤーカッターが並ぶ。 車体左前部のキャタピラとワイヤー取り付け金具。

3号突撃砲A型のキャタピラ(左)と3号H型潜水戦車のキャタピラの比較。3号突撃砲A型の方が幅が狭い。 3号H型潜水戦車との比較。火力は突撃砲が勝る。


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