◆3号突撃砲G型 (TAMIYA旧金型1971年製 改造 )

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3号突撃砲は、ドイツで最も成功した陸上兵器とコメントされることもある。当初は3号戦車の車台を使って短砲身の75mm砲を搭載(A、B、C、E)して歩兵の火力支援を主目的としたものであったが、しだいに対戦車戦闘能力の必要性から、長砲身の75mm砲を搭載したタイプに進化した(F型以降)。今回紹介するのは、TAMIYAが1971年に発売したG型の初期型である。発売直後に購入させて完成させたものがコレクションにあるので、今回は砲盾の被弾経始を高めたいわゆるザウコフ(豚の頭)タイプを作ることにした。私自身の3号戦車との出会いは、1960年代半ばのTAMIYAの21分の1キットにさかのぼる。6歳年上の従兄弟が作っていたものだ。そして自分自身が作った最初の3号突撃砲はオオタキの35分の1のモーターライズキットだった。製品名はハーケンクロイッツ。TAMIYAの21分の1も、オオタキの35分の1も、ザウコフ砲盾だったため、いまだに3号といえばザウコフ、というイメージが強いのだ。

◆今回の制作の流れ

1、ザウコフ砲盾に交換

微妙な砲盾をスクラッチするのは大変なので、TAMIYAの4号突撃砲の部品を部品請求で取り寄せて使おうかとも思ったが、たまたま、模型店でCMKのレジン砲盾とアルミ砲身のセットを見つけたのでそれを使うことにした。

2、車体に各種部品を追加

サウコフ砲盾を装備したG型はふつう後期型と呼ばれているが、後期型は砲盾以外の大きな変更点として、Sマインの追加、車載機銃のリモコン化、コマンダーズハッチ前部の跳弾プロテクタの追加などがある。後期型にするには本来はこれらすべて改造してやる必要があるのだろうが、車載機銃についてはハッチの方向を90度回転させることと連動しているのでかなり厄介なのでそのままにした。このため、初期型と後期型の特長を併せ持った折衷型とでもいうべき状態になっている。初期型と後期型発展過程か、終戦間近のなんでもありの時期に存在したかもしれない車両、、、ということでご容赦願いたい。ちなみに、先に延べた大昔の2台の3突キットもザウコフではあるが、車載機銃はリモコン化された状態ではない。

3、車外装備品を交換

さすがに30年前のキットなので、現代の感覚で見ると装備品の出来がさすがに粗い。TAMIYAの新金型の3号戦車L型や、4号戦車車外装備品セットなどから、装備品類を拝借することにした。

4、車体にラックを工作し荷物をたくさん載せてみる

当時の実車写真を見ると車体の後部のラックにたくさんの荷物を載せているのをよく見かけるので、これを再現することにした。ラックは実車写真や雑誌の作例を参考にプラバンで自作。TAMIYAやACADEMYの別売り装備品セットや他キットのあまり部品から、3本入りの75mm砲弾ケース4個、ジェリカン6個、シート類2本、毛布2枚、補助転輪1個、なぜか20mm砲弾ケース1個。バケツ1個、補助キャタピラ5組、ヘルメット3個、ブーツ1足、大型の雑嚢1個を積み込んだ。DRAGONのフィギュア2体を使用し、最後に猫1頭を載せた。

◆総括

75mm砲と砲盾を車体に取り付けるのと、車体後部のラックの作成に手間取ったが、10時間ほどで組立は終了した。塗装はいつものとおりTAMIYAとGSIクレオスのアクリルカラーを適当に調合してエアブラシ塗装。エナメル塗料をペトロールで薄く溶いてウェザリングを行い、エナメルでドライブラシを行った。ようやく完成。実車写真や4号突撃砲と比べると、固定砲塔がやや高く、前面の傾斜もやや急だ。また、3号同様にキャタピラがやや幅広である。このため、実にたくましい。「3号突撃砲ジャンボ」といった風情だ。写真にとって見るとなかなか重量感があって戦車らしくもある。アルミ砲身を始めて使ったのだが、引き締まった印象がする。砲身の断面が正確な新円になっているからなのだろうか。触わると冷たい金属の感じがするのも面白い。

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複数アングル

外観。キャタピラがやや広めで、固定砲塔が少々高いので全体的にたくましい印象を与える。 側面。シェルツェンを装備。

前面。補助キャタピラで守りは万全? 後部。12個の鋲を追加した。

レジンのザウコフ砲盾とアルミ製の砲身が精密感を高めている。 突撃砲のこのアングルはカッコイイですね。

フィギュア2体はDRGON製。 ラックをプラバンで自作し、荷物を積み込んだ。

DRAGONの3号突撃砲A型(ビットマン搭乗車)とのツーショット。 TAMIYAの4号突撃砲とのツーショット。並べると車高がだいぶ違う。寸法が正しいのは4号のほうか?

塗装前の状態。部品の色で何を使ったかがほぼ分かるでしょう。 ラックはプラバンで作成。


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これはタミヤの新金型

3号突撃砲長砲身搭載型や4号突撃砲の歴史や仕組みを解説。カラーの内部構造イラストや塗装例も収録されていて、模型作りにおおいに役立つ

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