
2006年に映画「男たちの大和」が上映され話題になった。その影響もあったのだろう、プラモデルの世界では、ちょっとした大和ブームとなった。TAMIYAの700分の1と350分の1の大和は映画をイメージしたパッケージが再販され店頭を飾った。それにつられて大和を作って見たくなった。ここ2、3年の間に急に軍艦のキットをはじめるようになって今までに10隻ほど完成させたが、子供のころは、軍艦のプラモを組み立てた経験がない。ゴム動力で走る軍艦を数個作った記憶はあるが、まともなプラモはHASEGAWAのバンガードと、NICHIMOのイ号潜水艦のみ。無論、軍艦の王様の大和だって、組んだ記憶がない。大和のプラモデルといっても、各種スケールのものがざっとそろっている。比較手に入れやすいものでも、NICHIMO200分の1、DOYUSHA250分の1、TAMIYA350分の1、HASEGAWA450分の1、NICHIMO500分の1、ARIIの600分の1、TAMIYA700分の1、FUJIMI700分の1といったところだ。何を選ぶか迷ったが、これまで作った戦艦のキットは500分の1以下のものが多かったので、さすがに大和がそれらより小さくても様にならないと考え、HAEGAWA の450分の1にした。このキット60年代後半か70年代初めのキットなので、作りも大味なキットなのだが、全長が58センチもあるにもかかわらず、値段的には2800円とお買い得。REVELLやNICHIMOの古いキットと似たように、あまり部品が細かくないのも気に入って購入した。そうそう、同じスケールの赤城もあるので、並べて楽しむこともできるしね。 ◆今回の制作方針 古いキットは、考証してディテールアップをしても、あまり意味がないと思う。だって、すでに素晴らしい大和のキットが世の中にたくさんあるからだ。いつものことながら素組みで、往年のキットを当時のテイストでそのまま作ること楽しもうと思う。主砲・副砲の砲身のカバーと張り線だけ行うことにした。 ◆総括 初版が40年ほど前の製品なので、甲板の船体の合いが悪く苦労した。完成後もちょっと隙間があいたまま。細かい部品の接合部の隙間があくので、パテで補修。それにいちばん時間がかかった。モールども時代を感じさせるものだが、子供のころの気分で作ってみた。塗装は、船体はグンゼの軍艦色2にタミヤのシーブルーを混ぜて少し青味を付けた。甲板は単に茶色を混ぜたものを塗装し、上からクリアオレンジを吹いた。船底はTAMIYAのハルレッド。張り線も5時間ほどかかった。張り方は、箱絵や書籍「連合艦隊のすべて」のCG、呉の10分の1模型の写真などを参考に主なものだけを行った。0.3mmの真鍮線を使用。もちろん実際より太いのだが。やや太すぎか? 0.2mmくらいが適当かもしれない。作ってしまってからわかったのだが、高射砲の配置などを見ると、このキットはレイテ沖海戦のころを再現しているようだ。最大の弱点は、船尾の構造。簡略化のため実物とはかなり違う。ここだけは、何とか改造すればよかったかも(笑)。最後に、写真を見てお分かりと思うが、スクリューが付いていない。組み立てている一月くらいの間に亡くしてしまったのだ。いつも出入りさせていただいているサイトで窮状を訴えたら、ある方が余分にお持ちにだということで、しばらくしたら調達できそうだ。 |
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作例そのもののキット。 現在のスターンダードと思われるTAMIYAの350分の1はこれ。
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