◆エレファント駆逐戦車

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1943年のクルスク戦で初登場したドイツの駆逐戦車。タイガー1型の開発過程で不採用となったポルシェ設計のVK-4501の車体を利用して88mm砲の固定砲塔を載せたもの。このエレファントには大きく分けて2つのタイプがある。クルスク戦で投入されたものは、車体に機関銃が付いていないタイプで、歩兵の肉薄攻撃に対して無防備であった。これはポルシェ博士のファーストネームをとって、フェルディナンドと呼ばれた。もう一つは、クルスク戦以降、車体に機関銃を追加し、砲盾の改良、車体全面にツィンメリットコーティングの塗布といった改良が加えられたものだ。しかし、こういった改良はされたものの依然として車体重量に比べてエンジンのパワーが弱いなど、機動性に問題があった。泥濘地でスタックする車両が続発するなど、あまり成功した駆逐戦車ではなかったようで、早々とパンサーの車体を流用したヤクトパンサーにその席を譲ったという。この写真の模型は1970年代後半にニチモから発売されたモーターライズキットを、その当時にまったくのストレイト組みで完成させたもので、25年ほど前の作品だ。かなり古い製品なので、詳細の考証や精密度は名キットとして誉れの高いITALERIや最近発売されたDRAGONの製品と比較すると物足りないかもしれないが、全体の印象は重戦車らしくとても迫力があり、個人的には非常に好きなキットだ。キャタピラもパターンは実車とは多少違うようだが、当時のモーターライズ用のものとしてはかなり薄手で感じは出ているように思う。現在(2001年11月)でも再販されたものを手に入れるのはそんなに難しくないので、部品点数も少ないし価格も割合に安いので、エレファントという戦車を気軽に組み立ててみたいという方は、チャレンジされるのも悪くないだろう。インストの指示ではサンドイエローとレッドブラウンの2色迷彩となっていたがこれに従わず、写真をご覧になってわかるようにパンツァーグレイ一色で塗装した。私の知る限りではこの色で塗装されたエレファントがあったという資料はない。しかし、垂直に近い角度で装甲板が張り合わされた車体と固定砲塔には、この塗装が意外にお似合いと思うのは私だけだろうか。虎や豹は斑点や迷彩が似合うが、象はやはり単色がいいのかも、、。スライドマークはキットに付属のものをそのまま使用している。

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各部写真

全体外観。まるで階段のような車体と固定砲塔はいかにもドイツの戦車というイメージ。 側面。車体は前後ともドライブスプロケットが付いた珍しいタイプ。88mm砲はタイガー1型の56口径に対して、71口径とさらにに強力。

前面。初期のフェルディナンドには、車体前面の機関銃は付いていなかった。 後面。さっぱりとした感じだが、実車の写真などを参考に手を加えてやると、ぐっとよくなりそうだ。

エレファントの勇姿。このアングルがいちばん精悍に見えるように思うのだが、、、。 固定砲塔の大きさが強調されるアングル。

前のドライブスプロケットと転輪。虎や豹の転輪と違って、千鳥配置でないのもエレファントの特徴。 後ろのドライブスプロケット。キャタピラが古い製品の割に薄く出来ているのはいい。


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