
| 「パットン」という名前は私にとって特別なものだ。最初作った戦車のプラモデルがパットンだった。メーカー名も縮尺も覚えてないが48分の1ぐらいの模型でモーターで走った。プラスチックの色は明るいオリーブドラブ(カーキに近い色)だった。砲塔のイメージが記憶に微かに残っていて、今から思うとM46とM47のどちらかだったと思う。どうやら、このとき「戦車=パットン=明るいオリーブドラブ」という刷り込みがされたように思われる。その後、5年ほどたって、TAMIYAのMMにはまってしまうわけだが、その時代にはMMにもMTのシリーズにも、ニチモにも、オオタキにも「パットン」はなく、高価なMONOGRAMのM48A2があるのみだった。小学生がそんなものを買えるはずがない。TAMIYAの1/48で、M60系列が出ていてこれにはスーパーパットンと書いてあったのだが、1/35のはシャイアン。映画の「バルジ大作戦」でキングタイガーに扮するM47を見て、いよいよM47の模型がほしくなった。パットンがほしいけどない。なんでこんな有名な戦車の模型がないのかと不思議に思ったものだ。そんな感じでまた10年ぐらいたって、ようやく、パットンが発売された。ITALERIのM47だった。当時はTOMYから日本語パッケージが発売されていて、15年ぶりにパットンを作ることになった。1977年頃購入してすぐに作ったようだ。このキットは、私の感想としては、とてもよく出来た製品だと思う。実車写真など比べたわけではないので再現性などはコメントできないが、当時としては想像できないほどたくさんの部品で模型の複雑な足回りや砲塔が細かく再現されているのには驚いた。完成時には大きな充実感が得られた。ご覧のように90mm砲の基部(砲じゅん)をティッシュペーパーでキャンバスみたいに改造している。実写の写真を見たわけではなく、それっぽくしたみただけだ。本物の構造をご存知な方から、「なんだこれは、いい加減なことしやがって」とお叱りを受けそうであるが、昔のことだからご勘弁願いたい。その他はまったくのストレイト組み。マーキングはアメリカの白い星を貼るのに飽きていたらしく、イタリア陸軍のマークを貼っている。色はダークグリーンで、グンゼのラッカー系を適当に混ぜたもののようだ。エナメルで粗っぽくドライブラシしている。自分の作品ではあるが、何しろ四半世紀も前なので、どのように作ったかうろ覚えだ。 |
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