| 「砲戦車」とはあまり聞きなれない言葉だが、旧日本軍では自走砲をこのように呼んだようだ。この1式砲戦車は97式中戦車の車体に75mmの90式野砲を積んで、薄い装甲板で囲んだものである。正式化は昭和16年(日本紀元2601年)だが、実際に戦闘に使用されたのは戦争の末期であったようだ。火力的にはM4シャーマンに対抗できたはずだが、この薄い装甲板では見つかれば即お陀仏だったのではないだろうか。これはあくまで私の想像だが、、、。この75mm砲の改良型を搭載した3式中戦車チヌの完成で、ようやくアメリカの戦車に対抗できる兵器となったのだろう。この模型はTAMIYAのMM95で1977年の発売。1975年の暮れに発売された97式中戦車チハの車体部品が流用されている。97式中戦車と同様に全体の感じも細部もよくできていて、90式野砲と戦闘室が見事に再現されている。さらに袖を捲り上げた砲兵が2名付属しているのもうれしい。昭和19年にフィリピンのルソン島で戦闘に投入されたというから、こうした南方の戦線を想定したフィギュアなのだろう。写真は発売直後に買って組み立てたものだから24年前の作品。3色迷彩で塗装したが、3色とも色が暗かったようで全体が暗くなってしまったのを反省している。 |