イセリアカイガラムシ(イセリア貝殻虫)
Since 2008/04/01



 ワタフキカイガラムシ(綿吹貝殻虫)ともいいます。半翅目ワタフキカイガラムシ科に属する昆虫です。オーストラリア原産で、日本へは1911年台湾経由で苗木に付着して入ったといわれています。一時は被害が心配されましたが、天敵のベダリアテントウムシを輸入して放す「生物的防除」が奏効して、現在に至るもあまり増えていないそうです(世界大百科事典:平凡社、1972年)。

 普通にみられるのはメスで、長さ5〜6_の赤褐色貝殻状(扁平な楕円形)。後方の白色綿状部分は分泌したロウ状物質で内部に卵嚢があり、赤い卵がぎっしり詰まっています。オスは体長3_前後、赤紫色で翅があり、メスと交尾して有性生殖するのですが、めったに出現しないそうです。

 写真は実家(兵庫県相生市)のミツマタに付いていたものです。ミツマタの花を撮っていて発生に気付きました。ミツマタの綿毛に紛れて目立ちませんが、かれこれ100匹前後は居ました。ピンセットで集めて処分しました。(撮影日:2008/03/31) 

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